イグアノドン 学名(Iguanodon Bernissartensis )
イグアノドンといえば、最初に化石が発見された恐竜として有名。
発見者はイギリスの医師「ギデオン・マンテル」(その妻という説もある)
彼は本業の医者をそっちのけで古生物にどっぷりハマり、
妻に愛想尽かされ、余生を孤独に過ごすという
1822年、
彼は巨大な歯ととれる化石を発見。
フランスの動物学者「ジョルジュ・キュヴィエ」に鑑定をしてもらったところ
サイの門歯との答え。
納得いかないマンテルはあらゆる動物の骨格標本を調べ上げ
その歯はイグアナの歯に似ていることを突き止めた。
その歯化石の大きさから
太古には巨大な爬虫類が存在していたことがわかった!!
1825年、
イグアノドン(イグアナの歯)と認められ
世界最初の恐竜として記録された。
そしてはじめて、恐竜の想像図が試みられたのがコレだ!!
まさに巨大イグアナ。その大きさは70mもなるという。
そして鼻先には鋭い角が生えているのが特徴だ!!
1878年
ベルギーのベルニサール炭鉱
その地下322mにヨーロッパ最高という恐竜化石発見がされた。
そこには31体ものイグアノドンの化石があったのだ!!
これでイグアノドンの全身骨格が手に入り
マンテルの復元図は大幅な修正がされることになる。
イグアノドンの想像図は
★トカゲのような4足歩行から2足歩行に変更。
★鼻先あったと思われた角は実は親指の爪(スパイク)だった。
■イグアノドン現復元■
しかしながら、
最近の復元図はまたまた変わった。
足跡化石の発見からイグアノドンの前肢の跡も残っており、
これは4足歩行をしていた証拠になる。
また
前肢の第2~4指が手の甲側に曲がる特殊な関節をもっており、
これは前肢が地面をついて歩行時に使われたことを物語ってるという。
こうしてイグアノドンの復元は2足歩行から4足歩行に戻ったことになる。
■イグアノドンの前肢は意外に機能的だ■
イグアノドンの前肢の人差指、中指、薬指にあたる
第2~4指は歩行時に役割を果たすことは述べたが、
親指にあたる第1指は鋭いスパイクがあり、
これを肉食恐竜から身を守るための武器に使用されたとか
選り好みの植物の葉などを寄せるためとか
地面を掘るのに使用したとか様々な説がある。
そして小指にあたる第5指は柔軟な関節をしており、
物をつかむのに適して使い勝手がよかったという。
イグアノドンの前肢の指
第1指→護身用の武器。
第2~4指→歩行用
第5指→物をつかむ用
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