「広辞苑」という文献によると


タヌキとは

「とぼけた顔をしながら人を欺くこと。またはその人」

と記されている・・・。


タヌキ 学名(Nyctereutes procyonoides 

タヌキ

猟師がタヌキを狙って撃ったりすると

タヌキは弾丸が当たってないのに

バタンっと倒れる。

そして、

猟師がそのタヌキが死んだと思って油断すると、

タヌキはその隙をついて、そそくさと逃げるという。


「タヌキは人を化かす」といわれ、

「狸寝入り」という言葉が生まれたのは

そんなエピソードからだ!


しかし!

それはタヌキが意図的に

行ったものではなかった!!

気絶するタヌキ

銃声によるショックで

本気で失神して倒れたのだ!!


タヌキは「とぼけた顔をして人を欺く」術など

持ちえていない

気がついたら、上手く逃げれたという

まさにおとぼけ天然なヤツなのだ!!


しかしながら、

失神してから気がついた時に

しばらく様子を見て、逃げる隙をうかがう芸当は

できるらしい。


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このようなショックによる失神防衛術は

意外にも有効で、タヌキ以外の動物にも

見られるという!


ブチハイエナ  学名(Crocuta crocuta

ブチハイエナ

狩り成功率70%を誇り、骨をも噛み砕く

この強力な肉食獣でさえ、

人間がイヌをけしかけて追跡させると

恐怖のあまり気絶し、死んだふりをするという。


それより意外に気が小さい肉食獣だ!!




ゾリラ 学名(Ictonyx striatus

ゾリラ

アフリカのスカンクといわれ、

敵に襲われると肛門の臭腺から

スカンク並みの臭い液をぶっ放し、

敵に撃退しようとすると同時に

最後の手段

失神防衛術で死んだふり作戦で

難を逃れることを試みる。


実は自分の肛門から出した臭い液の

あまりにも臭さに

気絶しているのかもしれない。




キタオポッサム  学名(Didelphis virginiana 

キタオポッサム

生物史上、真獣類に対していつも弱い立ち場の有袋類。

真獣類がたくさん、うろついているという南北アメリカ大陸という

過酷な生存環境で

このオポッサムの

失神防衛術は極限までに達した!!


イヌなどに追われると

まずは失神、

そして呼吸、脈拍までほぼ止まってしまうという

念の入った仮死状態までやってのけるという。


イヌに噛まれたり、もてあそばれても

ピクリとしない徹底振りだ!!