夏の風物詩といえば、セミの鳴き声より

右に出るものはない。


クマゼミ 学名(Cryptotympana facialis

クマゼミ

関東をはじめ東日本では

あまりお目にかかれないセミだそうだが、

関西をはじめ西日本では最も幅を利かせているセミだ!


8月に入って、私のすんでいる大阪では

朝の慌しい通勤時間に

クマゼミの「シャンシャンシャン」という鳴き声が

かなり激しい騒音で、とてもうるさく感じる。

何デシベルくらいあるのだろう。

そして昼、夕方はセミの鳴き声はあまり聞かれなく静かだ


とにかく朝の早い時間に寝汗をかきながら、

クマゼミの鳴き声で起床する毎日を過ごしている。


おそらく関東をはじめとする東日本では

朝早い時間、通勤、通学時間にクマゼミの鳴き声を

聞くことはあまりないのでは?


アブラゼミ 学名(Graptopsaltria nigrofuscata

アブラゼミ

たいていのセミは羽が透明だが、

羽に色がついたアブラゼミは世界的に見れば珍しいらしい。

でも日本では馴染みのある普通に見られるセミだ。


しかし大阪ではこのアブラゼミが

あまり見られなくなってしまったのだ!

「ジーッジリジリジリ」という夏の暑さを

よりいっそう引き立てるあの鳴き声も聞かれなくなった!


逆に20年くらい昔はアブラゼミが多く、

クマゼミが滅多に見られないほどで、

クマゼミを捕まえたら、そこそこ自慢できるほどだ!

それが今ではクマゼミとアブラゼミの生息数が、

逆転してしまっているのだ!


クマゼミが生息範囲を広げている要因は

地球温暖化の影響とも言われている。

クマゼミはそもそも比較的温暖な地域に生息しており、

1990年代頃から、クマゼミ生息地の北上

報告されているのだ!

クマゼミ前線北上中

近い将来、

関東、東北にも

夏にはクマゼミの激しい鳴き声とともに

1日が始まる生活がくるのかもしれない。