イカロニクテリス 学名(Icaronycteris index )
現在、知られている限り、最古のコウモリ。
5000万年前には、すでに現生コウモリのような姿で
空を飛んでいた!
それより昔、翼を持つようになった進化の途中過程の
祖形動物は化石で発見されておらず、
コウモリがなぜ空を飛ぶようになったのか
今だ謎である。
そんなコウモリ類は哺乳類の中での系統の位置づけも
ハッキリしていないという。
しかし最近ではDNA分析でそれもわかるようになってきた!!
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■東京工業大教授、DNA分析でコウモリはウマ、イヌに近縁■
6月20日のニュース。
岡田典弘東工大大学院教授らは
進化の過程でDNAの中に入り込み、その後は決して抜け落ちずに
子孫に伝わる短い配列「レトロポゾン」を手がかりに、哺乳類全般を
遺伝子(DNA)分析したところによると、
ウマやイヌやネコなどの食肉類とコウモリだけに
特徴的なレトロポゾンが挿入されていることを突き止めた。
このことからコウモリの系統の位置づけもハッキリしたものとなり、
意外にもウマなど(奇蹄類)やイヌなど(食肉類)と近縁であることが
わかったのだ!
このことから、
コウモリ類、食肉類、奇蹄類の3系統をまとめて
想像上の翼を持つ馬「ペガサス」と食肉類を指す分類名を
合わせて「ペガソフェラエ類」と提唱している。
このグループは
飛翔する動物、捕食する動物、疾走する動物と
多様化したグループになる!
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■大きく変貌するローラシア獣類の系統■
この発見から従来のローラシア獣類
(食虫類、コウモリ類、有蹄類、クジラ類、食肉類)の系統も
ガラリと変るのだ!!
新たな発見となる系統図によると、
まず、
「ウシ(偶蹄類)」と「コウモリ類・食肉類・奇蹄類の共通祖先」
が分かれ、
コウモリ、食肉目の順に枝分かれした後、
最後に馬が独自にひづめを持ったということになる。
驚きポイントは
★コウモリ類と食肉類と奇蹄類に近縁であること
★ウシ(偶蹄類)とウマ(奇蹄類)は近縁ではなく
それぞれ独自の蹄(ひづめ)をもった。
ということで、
今回のDNA分析で
ペガソフェラエ類(コウモリ類+食肉類+奇蹄類)で
あることがわかりましたが、
偶蹄クジラ類(偶蹄類+クジラ類)も
DNA分析でわかったことでしょうか。
動物の分類もどんどんと変っていきますね。



