ギネスブックで「生きている動物最高齢」とされている
ガラパゴスゾウガメの「ハリエット」が
オーストラリア動物園で、6月22日心不全で死亡。
学名(Geochelone elephantopus )
ガラパゴスゾウガメの「ハリエット」は
1830年11月15日、ガラパゴス諸島で生まれる。
2006年6月22日の死亡なので、
その年齢は175歳!ということになる
ハリエットは1835年
「種の起源」で有名な英国の博物学者
チャールズ・ダーウィンによって
ガラパゴス諸島から英国に持ち帰られ、
その後、ダーウィンがオーストラリアに向かう友人に
このハリエットをプレゼントし、オーストラリアに渡る。
1988年にはオーストラリア動物園に引き取られる
という生い立ちをもつ。
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次はギネスブックで生きている、すでに死んでいるに
関わらず、「動物最高齢」と記録されているもの。
ホウシャガメ 学名(Geochelone radiata )
名前は「トゥイ・マリラ(Tui Malila)」。
その年齢は188歳!
太平洋を広く探検した英国の偉大な探検家である
「キャプテン・クック」が、
1777年に
南太平洋の小さな島々からなる「トンガ王国」の
王妃にホウシャガメを贈ったとされる。
それから1965年5月19日に死亡。
キャプテンクックがトンガ王国の王妃に
プレゼントしてから、この死亡した年で
年齢188歳とされている。
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ギネスブックには載っていないが、
ガラパゴスゾウガメの「ハリエット」 175歳
ホウシャガメの「トゥイ・マリラ」 188歳
をはるかに凌ぐ長寿のカメがいたという!!
学名(Geochelone gigantea )
名前は「アドワイチャ」。
インド東部コルコタ(旧カルカッタ)の動物園で
「肝不全」のため2006年3月に死亡した。
推定年齢はなんと!250歳だ!!
18世紀半ば、英国の水夫がセーシェル諸島から捕まえて
英国によるインド支配の基礎を築いた陸軍将校
「ロバート・クライブ」に贈ったとされている。
その後ロバート・クライブのペットとして暮らし、
およそ130年前に動物園が引き取ったという。
長寿のカメの生い立ちを見ると
人から人へよくプレゼントにされているなぁ。
そういえば、
私も20年前に、鳥取県の従兄弟に
鳥取にはカメが生息していないということで
大阪で捕まえたクサガメ をプレゼントした。
今もそのクサガメは生きております。