ジュラシック・パーク
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恐竜映画としてご存知の「ジュラシックパーク」です。
この映画にはティラノサウルスがもちろん登場します。

ティラノサウルス 学名(Tyrannosaurus rex



ティラノサウルス


今までの恐竜映画の中でも、もっとも

恐竜を、または生態までリアルに描かれた

ような映画ですが、

この映画に登場するティラノサウルスは

はたして正しく描かれているのでしょうか?


こんなシーンがあります。

映画ジュラシックパークのティラノサウルス

これは主人公であるグラント博士と子供たちが

ティラノサウルスに襲われそうになるシーン。

かなり至近距離にまで、ティラノサウルスが迫っています。

グラント博士は

「動くものに対して反応するので

動かなければ襲われない」

といいます。

動くものを認識するには視力ですね。

つまり、ティラノサウルスが獲物を捕らえるのは

この映画では視力のみに頼るということになる。


しかし、この状態では間違いなく食われている

のではないかと思う。

ティラノサウルスは実は嗅覚が発達しているのだ。


ティラノサウルスの脳

これがティラノサウルスの脳である。


恐竜などの古代動物の脳の形を知るには

まず頭骨に穴を開け、脳のあった空洞に樹脂などを

注入し、頭骨を酸などで骨をボロボロにして除去すれば

脳の鋳型(ブレインキャスト)ができるという。

これでティラノサウルスの脳はどういったものか

わかるというわけだ!

まぁ、最近では医療機器のCTスキャンを利用して、

頭骨内部の構造がわかるので、大切な頭骨化石を壊さずとも、

脳の形はわかるようになった。


でティラノサウルスの脳は

人間の脳と比べて、細長く、とてもお粗末な脳ではあるが、

嗅覚を司る「嗅脳」が発達していることがわかる。

つまり臭いに敏感なのだ。


ということは動かずじっとしていても

外国人のように体臭がキツければ、

その存在に容易に気づかれてしまうことになる。

よって食べられてしまい、ここで映画は

終わってしまうはずなのである。


獲物を襲うティラノサウルス

また

映画「ジュラシックパーク」のティラノサウルスは

獲物を狩りで捕らえるハンターとして描かれているが、

一説によると

ティラノサウルスは巨体であるがため、

素早い動きができない。

狩りをせず、死体を漁ることしかできない

腐肉食の鈍重な生き物ではないかという意見もある。


動かない死体を広範囲に発見、キャッチするには、

実に嗅覚の発達がものをいう。