太古の絶滅した古代生物を復活されることは

できないのか・・・。

巷では、こんなことがささやかれている。


「マンモス復活プロジェクト」


マンモス

1万年前に絶滅したマンモスを復活させるという

夢のような計画がロシアと共同で

宮崎市に本部をかまえた

「マンモス復活協会」が中心となって

開始されたらしい。


そのマンモスの復活方法とは!


「顕微授精技術」を用いてものだ!

この方法でまず必要なものは

「マンモスの精子」だ。

おそらくマンモスの眠る場所は永久凍土の中だ。

そこで冷凍保存されているマンモスの精子は

他の組織細胞のDNAより損傷しにくく、

無傷のDNAを望めるわけだ。


マンモス復活1

マンモスの最も近いとされている

アジアゾウ の卵子に採取されたマンモスの精子を

顕微授精させ、

アジアゾウとマンモスの雑種を誕生させる。

さらに・・・。


マンモス復活2

「マンモスとアジアゾウの雑種」

メスであれば、その卵子と

またマンモスの精子を顕微授精させる。

これを繰り返すことにより

限りなくマンモスに近い雑種をつくって

いくわけだ。


この方法は何世代もの交配を

くりかえすため、かなりの歳月がかかりそうだ!


しかし、もっと手っ取り早い方法があるという。


それは「体細胞クローン技術」をもちいたものだ。

羊のドリーなんかが有名なやつだ。


その方法とは

マンモスの冷凍死体から

良好なDNAをもつ体細胞を採取。

体細胞クローン技術により、

アジアゾウの未受精卵の核を取り出し、

その核なしの卵子に

マンモスの核を注入し、

あたかも、マンモスの卵子にしてしまうという。

体細胞クローンによるマンモス復活

そのマンモスのDNAをもつアジアゾウの卵子を

培養し、アジアゾウの子宮に移植する。

そこから産まれる子供は

正真正銘のマンモスの子供というわけだ。


ロシア連邦、近畿大学、岐阜県の共同研究では、

この歳月のかからない方法でマンモス復活を

すすめているという。


近い将来、

絶滅した古代獣を見られるときがくるかもしれない。


マンモス牧場


自然界で復活させることはできないと思うが

そんなときは、「マンモス牧場」なんてのが

できて、シベリアあたりの観光スポットに

なるかもしれない。


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