現生の甲イカ など体内にあった甲を
体の外側に外骨格のように、装甲板状の組織を
発達させた未来のイカ。

装甲イカ(アーマードスクイド)類。


1億年後の海

たくさんの装甲イカ類の投稿ありがとうございます。


ミルフィーター

ミルフィーター

投稿者・渚サイモン白虎さん  イラストはオパビニマニアJさん

名前の由来のとおり、

装甲は何枚も重なり、捕食者から喰らいつかれ、

ホールドされても、装甲を1枚切り捨てて

逃げるという寸法だ!


MKスクイド

MKスクイド

投稿・イラストはUMEさん

装甲イカ類は遊泳性のものがほとんどだが、

この種は珍しく海底に活動するタイプ。

名前の由来は「ムシキング」。略してMK。

装甲はカブト虫の外殻に酷似しており、

縄張り意識が強く、闘争心もバリバリの

海の甲虫王者だ!(虫じゃないけど。)


ゴウテン(ドリルスクイド)

ゴウテン(ドリルスクイド)

投稿・イラストはUMEさん

装甲を剣のようになったエクスカリバーの近縁種。

もともと剣状の装甲がねじれてドリルのようになった種だ!

回転しながら泳ぎ、巨大な獲物に突き刺す。

突き刺されば逆回転しない限り、抜けることはない!

ダメージの受けた獲物が徐々に体力を失うのを

うかがい、じっくり料理するという恐ろしい装甲イカだ!


ネオノーチラス

ネオノーチラス

投稿・イラストはひろうすさん

装甲イカ類の中でも大型で重厚なタイプ。

大きな胴体でたくさんの水を吸い込み

体の最後部にある発達した漏斗で一気に噴射!

重厚な装甲がプラスされて、その突進の破壊力は

凄まじい海のパッファローだ。


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爆発的に放散した装甲イカ類。

1億年後の未来の海では、どこでも

たくさんの種類の装甲イカ類が当たり前のように

見られるようになるまで繁栄している。

しかし自然界では生態系のバランスを保つ働きがあるため、

繁栄しすぎた装甲イカ類を専門とする捕食者が現れた!

装甲イカ類の装甲を噛み砕くのに長けた捕食者だ。


現在も太古も貝殻など硬いものを噛み砕くのを得意とする動物がいた。


太古では

プラコドゥス  属名(Placodus

プラコドゥス プラコドゥスの下顎化石

2億3000万年前の三畳紀に海に進出した爬虫類の1つ。

浅海で平らな歯で硬い貝殻を噛み砕いて貝類などを食べていた。

平らな歯は硬いものを噛み砕くのに極めて有効だ。

私たちも硬い梅干の種を噛み砕くとすれば

奥歯の臼歯を使うだろう。

前歯で噛み砕こうとなれば折れてしまう危険性大だ!

やはり奥歯の方が歯の根元がガッシリしている。


現在では

ネコザメ  属名(Heterodontus

ネコザメ ネコザメの下顎の骨

猫目をしていることから名づけられたサメの一種。

貝類を主食とするネコザメもやはり平らな歯をもっている。

このように、食性により歯の形が変わるのは当然の結果である。


そして未来では・・・。

繁栄した装甲イカ類の装甲を噛み砕くスペシャリスト

あらわれた!!

アーマードイーター

アーマードイーター

投稿はスーパートランプさん

海に進出した海生ワニの一種。

祖先は尖った歯とは違い、

かなり大きなボタン状の歯が口内に

ぎっしりと生えている。

たとえ装甲イカの装甲が棘のような武装を

したといえども、アーマードイーターの

ボタン状の歯で口内を装甲と化した

口内を傷つけることなく噛み砕かれてしまうのだ!


プレスシャーク

プレスシャーク

サメの仲間にも装甲イカを主食とするものが現れた!

プレスシャークのぎっしり平らな歯で口内装甲された

アゴはまるで「万力」だ!

さらにどんなに硬いものも噛み砕くため、

頭部まで頑丈に装甲された徹底振りだ!

強靭なアゴの力で

廃車をプレス機で押し潰すがこどく

装甲イカ類をゆっくりミシミシと噛み砕く。

粉々に、そして下敷きのようになった装甲イカを

一気に丸呑みするという・・・。