東南アジアの密林には空飛ぶヘビがいるという・・・。


パラダイストビヘビ  学名(Chrysopelea paradisi 

パラダイストビヘビ

空飛ぶといっても、

それは体を平べったくし、

空気の圧力を体いっぱい受けて

長時間、空中を浮遊するという

いわゆる「滑空」というものだ。

トビヘビの滑空のしくみ

このトビヘビはなんと、肋骨が駆動することができ、

肋骨を広げ、平らになった体で空気をいっぱいに

うけて滑空するという

密林の一反木綿だ!


滑空する動物といえばこのトビヘビに限らず、

トビトカゲ、モモンガ、ムササビなどなど、

森林あるいはジャングルに生息する動物に多い。

樹から樹への移動には歩行より、

また天敵から逃れるため、樹から樹へ瞬時に移動するときに

滑空というアビリティーが極めて有効なのだ!


森林やジャングルという地形で滑空というアビリティーは

生きる残るうえで役立つわけだが、


2億年後の未来 では違う場所で

滑空動物が繁栄している。



それは海上・・・。

森林やジャングルといった閉じた環境とは

まったくの逆の地平線まで見えてしまう開けた場所。

未来動物の投稿ありがとうございます!!

海上滑空ヘビ「プテーク類」!!

プテークとは翼竜「プテラノドン」+「スネーク」の造語。


プテーク・ケツァルコアトル

ケツァルコアトル

原案はえのさんで、孔明さんが考えてくれました。

もともと陸生ヘビだった海生ヘビ一種。

コブラのように首に位置する肋骨が著しく発達し、

翼のような形状になった。

体後半部の胴体を上下にくねらせ、

海上を泳ぎ駆ける。やがてスピードが増し、

翼のようになった首で、浮力を得て

空を飛び、長時間滑空することを可能にしている。

「助走をつけて滑空」というのは

まさに森林やジャングルといった障害物の多い

場所ではできない荒技だ!!


プテーク・ワイバーン

ワイバーン滑空時

えのさん、投稿の未来動物です。

これもプテーク・ケツァルコアトルと同じ仲間の

海上滑空ヘビ「プテーク類」の一種である。

このワイバーン種は胴体後部の肋骨を発達させ翼になった種だ!!

海中にいる時は

ワイバーン遊泳時

↑のように折れて体の左右が合わさり、

体後部の翼は巨大な尾ヒレとなり、泳ぎの推進力を得るのに

役立っている。

海中でスピードを上げて泳ぎ、

一気に空中に飛び出して、閉じた体を開きダイナミックに滑空するヘビだ!!


2億年後のヘビ系統図


海上滑空・・・。

2億年後の海のなかは強力な捕食者が多く、

熾烈な弱肉強食の世界である。

そのなかで、海上滑空というアビリティーで

一時的とはいえ、その世界から逃れることが

できることは、生き延びていく上で大きい・・・。