7月の半ば、暑くなってまいりました。
夏は仕事なんかせんとクーラーの利いた部屋で大の字になって
昼寝したいものですね。
暑いときはこのように体いっぱいに広げたら気持ちイイわけですが、
逆に寒い冬は仕事なんかせんとポケットに手つっこんで
体を丸めてしまいたくなります。
今日は「アレンの法則」について。
アレンの法則
同種または近縁種の恒温動物(哺乳類、鳥類)において
寒冷地に生息するものほど体の突起物(耳、尾、足など)
がコンパクトになる。
キツネを例に挙げてみました。
北極圏に生息する「ホッキョクギツネ」は耳が小さく、
アフリカ大陸にあるサハラ砂漠に生息する「フェネックギツネ」
は耳が異様に大きいのがわかります。
耳(突起物)が大きいということは体の表面積(放熱の面積)を
稼ぐことになり、体が冷えやすいしくみになり、暑い地方で
より適応した体ということなります。
世界最北限のサルとして有名な「ニホンザル」と
台湾にいる「タイワンザル」の交配が問題になってましたが、
両者の見た目は全く同じ。見分け方は
「ニホンザル」より暑い地方に生息する「タイワンザル」の方が、
明らかに尾が長いということです。これもアレンの法則に
あてはまるわけです。
愛・地球博で目玉として展示されてる
マンモスです。
絶滅した動物ですが、体の突起物である
耳はとても小さく、尾も短いはずです。
大きな牙は体の突起物ですが、
血液が通ってないし、
アレンの法則は関係ないということで・・・。