今日は毒ヘビに噛まれた時の症状についてお話します。
毒ヘビの毒は噛まれた時の症状によって
「神経毒」と「出血毒」の2つに大きく分けられます。
■神経毒■
おもにコブラやウミヘビがもっている毒。
噛まれた時はさほど痛くないものの、その毒は神経に作用し、
しびれが起き、全身がマヒしてしまいます。そして呼吸中枢がおかされ、呼吸困難に
おちいるという出血毒より死亡率がかなり高いという恐ろしい毒です。
■出血毒■
おもにハブやガラガラヘビといったクサリヘビ科やマムシがもっている毒。
噛まれたら釘に刺されたかのようにめちゃくちゃ痛いらしいです。
噛まれた傷口から出血、内出血を起こし、噛まれた部分から腫れがだんだん広がり
やがてケロイド状になる破壊的な毒です。
毒ヘビにとってこれらの毒の使い道は違うようで、
神経毒は獲物をしとめるための毒。
出血毒は獲物を消化しやすくするための毒。
というような意味合いがある。
実際のところ、これらの毒の混合液をもった毒ヘビがほとんどらしいです。
■毒ヘビに噛まれたら■
とにかく病院へ!119番通報!野外で噛まれたなら携帯電話は必須アイテムです。
でも携帯電話が圏外(噛まれるような場所はおそらく可能性大!)なら最悪だ。
そのための応急処置として
噛まれた傷口から体の中心部に近いところを布かなにかで縛る。
(血行をとめるぐらい縛ってはイケナイ)
そして傷口を口で吸って吐き出します。
過って吸ったものを飲んでもかまいませんが、口の中に傷などがある場合はやめるべき。
とにかくヘビの毒は血液中に入ると危険です。
なんでもいいから、血液中からヘビの毒を追い出すことを心がけましょう。
あと、ハブの毒に対しては焼酎などのアルコールも有効だとか。