今回、収集品の中から紹介するのは「袖搦み」です。

 

残念ながら柄が切断されていていますが、頭部金具は#22や#55とは違う形状のものです。

 

 

 

全長:70.5㎝ 重量:610g 棒身(樫の木製)の太さ:2.5㎝ 金具類は全て鍛鉄製

 

 

 

 

 

この袖搦みの特徴その①は頭部金具で#22や#55で紹介したものは真ん中に針(俗に蝋燭立てと言われる)が付いていますが、この袖搦みには付いていません。

 

頭部金具長さ:6.5㎝ 幅:7㎝ 

 

 

 

特徴その②は鋲(トゲ)12本の付いた筋鉄が4本入っている事です。

筋鉄は口金と幅:1㎝の帯板(巻いた上にそれぞれ4本の鉄釘を打つ)3箇所で固定しています。

 

筋鉄長さ:36㎝ 幅:9㎜ 鋲の高さ:9㎜ 太さ:6㎜

 

 

 

特徴その③は末端の帯金に鋲(トゲ)が鉄釘の代わりに付けられている事です。

また、この部分と口金元の筋金の鋲だけが横1列に並んでいます。

他の鋲は互い違いです。

 

特徴その④は通常の袖搦みには鏑巻が付けられていますが、この袖搦みには籐皮が巻かれ黒漆の下地の上に朱漆が塗られています。

 

 

 

 

柄には拭き漆がかけられていたようで、時代を経て良い飴色になっています。

           

 

やはり袖搦みは独特な形状で威圧感があります。

 

柄を切断した人のセンスが良いのか、この袖搦みは棍棒として使用するのには丁度良いバランスです。