槍を収集していくうちに自然と自分なりのテーマというか目標というか欲望が出来てきます。

 

① 拵付のものが欲しい

② 変わった形状や特徴のあるものが欲しい

③ 名のある人が所持した等、来歴のしっかりしたものが欲しい

④ 有名な刀匠が鍛えたものが欲しい

⑤ より長い穂先のものがほしい

 etc

などが考えられます。

 

私的には②が一番で⑤が二番、あとは予算的にまず無理かと思いますがタイミングが合えばといった感じでしょうか!?

 

というわけで今回、収集品の中で現在一番穂先が長く一番重量がある槍を紹介します。

 

 

全長:1m1㎝ 刃長:49.5㎝ 重量:650g 無銘

 

 

先幅:2.8㎝ 元幅:2.6㎝ 先重:6㎜ 元重:1.1㎝ 両鎬造

 

 

残念な事に以前の所有者がバフ研磨をしているみたいで地肌や刃紋が全く見えず、鎬や刃先も丸まっています。

 

ただただ光っているだけという最悪の状態です。

 

このような文化財の破壊行為は断じて許せません!!

 

いずれ砥ぎ師に依頼して研磨して頂き、大切に保存していきたいと思います。

 

 

 

茎長:51.5㎝ 目釘穴は2個 

 

 

 

ケラ首は八角形です。

 

 

 

         

 

 

 

 

 

 

この槍に拵はありませんが、鞘が付いています。

全長:55㎝ 幅:5㎝~6.5㎝ 厚さ:2.5㎝~4㎝ 重量:380g

 

 

鞘の表面は朱漆で叩き塗が施されています。

鞘の鯉口(穂先が入る入口)の漆が剥げているので良く分かると思いますが、槍の鞘は日本刀の鞘と違い木板を2枚合わせたものではなく4つの部材を組み合わせて出来ています。

 

これは敵の襲撃等の緊急事態があった場合、槍を構えた状態で近くの物に鞘を打ち当てると鞘が簡単に割れて鞘を抜いた状態にできるための工夫です。

 

 

大身槍(刃長60㎝以上)が欲しいです。

 

ただ私にはこだわりがありまして、刃長より茎が短い槍には全く興味がないのです。

 

そうなると少なくとも全長1m20㎝以上になり重量も1kg超えになるでしょう。

 

歳もとるのに手入れをしていけるのか...!?

 

それ以前に軍資金がまず...ない!?