不思議なことに私の元に集まってくる十手の中には、棒身が曲がってるものがあります。

曲がりとは言っても反っているの方が正しいかもしれません。

 

材質が鋼ではないにしても鍛冶職人が鍛えた棒身、男が力任せに曲げようとしても曲がる代物ではありません。

 

その棒身が曲がっている...!?

 

一体どの様な使い方をしたのでしょうか?

 

ただ、曲がりは自分で修復できるので安く購入できてありがたいのですが...。

 

今回、収集品の中から紹介するのは棒身の曲がりを修復した十手の内の1本です。

 

棒身が中央から鈎とは逆方向に曲がってました。

 

 

全長:37㎝ 重量:400g 棒身先端から鉤の付根まで:23㎝ 棒身と鉤は鍛鉄製

 

 

 

 

柄頭径:1.6㎝ 柄尻径:2.2㎝

棒身と鉤を除く全ての金物は真鍮製です。

 

 

 

       

棒身太さ:1.3㎝ 棒身は六角形です。

 

          

棒身の鉤側1㎝の部分だけ太さ:1.5㎝ありここに鎺金具が付けられてます。

 

鉤は蒲鉾形鉄環と一体型です。

立ち上がり長さ:4.1㎝ 太さ:9㎜ 棒身と鉤の間隔:1.3㎝

 

 

 

柄は刀のように茎を2枚の柄木で挟み、鮫皮を巻いた上から革紐を巻いて黒漆が塗られています。

 

時代の痛みがあるにしても、私の収集品の中で一番豪華な造りの十手です。

 

それにしても何故!?棒身が曲がったのでしょうか。

 

謎です。