今回、収集品の中から紹介するのは和製六節鞭です。

 

もともと六節鞭は中国の武器です。 正式な名称は分かりませんが...。

 

名和弓雄氏の「絵でみる時代考証百科-捕者道具編」という本の28ページに江戸時代和製八節鞭の挿絵が載っています。

 

それでこの武器に和製(日本製)がある事を知りました。

 

全長:96.5㎝ 重量:680g 節長:15.0㎝

柄以外は全て鍛鉄製

 

錘長さ:14.5㎝

 

それでは、なぜ?今回紹介する六節鞭は和製(日本で製作されたもの)と思われるのか?

 

根拠① 造りが精巧である。

 

これまで類似の武器をいくつか集めてきましたが、いずれも中国製のものは大きく重量があり武骨で仕上がりも大雑把なものが殆どでした。

今回紹介する六節鞭は真中が膨らんだ八角形の4つの節と先端の錘の稜線が対称的にキッチリと丁寧に作られています。

 

根拠② 柄に日本の樫の木が使われている。

 

根拠①②により独断と偏見で和製六節鞭と判断しました。

 

柄長:17.5㎝ 最大太さ(末端金具を除く):28.5㎝ 最小太さ:19.5㎝

 

鎖の環は全て繋ぎ目のない「沸かし付け」で作られています。
・柄と錘に繋がる環(2個)の外径:30.5㎝

・節と節を繋ぐ環(3個)の外径:27.5㎝

・鳴環(4個)の外径:25.0㎝

※鎖の線径は全て4mm

 


特に驚いたのがⒶの金具です。

1つの部材から鎖に繋ぐ環と柄を差し込むためのテーパーのついた筒を打ち出してあります。

テーパーのついた筒は繋ぎ目を金蝋付してあります。