今回は収集品の中から鉄扇の紹介します。
鉄扇にはその名の通り開いて扇として使用できるものと、形だけが扇型で開かない「手慣らし」と呼ばれるものに分かれます。
今回紹介するのは前者のタイプです。
形的には扇子型と言われるものです。
全長:25.3㎝ 先幅と元幅:2.2㎝ 中間幅:3.0㎝ 重量:140g
開いた状態での最大長さ:47㎝ 最大高さ:25㎝
親骨(鍛鉄製)2本 中骨(竹製)28本
扇面の表には「清」の文字が書かれています。
扇面の裏には私には判読できない文字が書かれています。
親骨の片方には「草に千鳥」の毛彫りがされています。
もう片方の親骨には作者銘と思われる「恒」をデザインしたものが刻印されています。
要と菊座は真鍮製で紐が通せるようになっています。
結構大きく武骨な鉄扇が多い中、この鉄扇は日常生活でも普通に使用できそうな丁度いい大きさだと思います。