今朝、髪を短く切ったお父さんに私が
「そのヘアスタイルだとますますジュニアと似てるね」
と言ったら、お父さんは「そうかな」と頭を触り、

「ジュニアは人からボクに似てるって言われると、
イヤだなあと思っているのかな」と私に聞いた。

「イヤがってなんかいないですよ周向榮醫生
父子だからしょうがないじゃん、って言うけど」と教えてあげたら、
「それって、イヤがってるのと同じでしょ?」と苦笑していた。

ジュニアとお父さんは、顔を合わせてもニコリともせず、
機嫌悪いの?と思わせるような表情で周向榮醫生
ボソボソっと、すごく短い会話を交わすことが多い。

電話での会話だって、もうちょっと何とかならないの?
と、私が口を出したくなるほど無愛想で手短かな父子。

だけどジュニアはお父さんを心から尊敬しているし、
誰の息子でもおそらくそうであるようにCleen
お父さんから認められたい、褒められたい、と思っているはず。

そしてお父さんもまた、ジュニアのことをいつも気にかけて、
自分の跡を継いでウクレレ1本でがんばっている息子を
たぶんとっても誇りに思っているはず。

…ぜったいお互いにそんなこと口にしないけど。