夏も終わりの8月25日(日)
埼玉県飯能市 下名栗諏訪神社を訪れました
~ 下名栗諏訪神社の獅子舞 ~
寛文元年(1661年)
東京都奥多摩町大丹波 青木神社で創始される
伊勢より江戸大神楽師により伝えられたと考えられます
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明和5年(1768年)~寛政7年(1795年)
東京都青梅市成木高水山常福院に伝授
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文化5年(1808年)~天保14年(1843年)
埼玉県飯能市下名栗諏訪神社に伝わる
いずれも長い継承期間を経ているので
古式の獅子舞がよく伝承されている
小学2年生から90代(顧問)まで
村人約100人が関わっているそうです。
お浄めから始まりました
本殿に向かいます
~ 御宮参り ~
社殿を廻りながら 参拝します
猿田彦(天狗)
女獅子・男獅子
笹楽(ささら)すり役の花笠(後方二人)
手に持っているのが笹楽(ささら)です
・ ・ 本殿前 ・ ・
右手側が本殿になります
全国の獅子舞は大まかに分けて 技楽系と風流系に大別されます。
技楽系は大陸より伝来した二人立獅子舞で西日本を中心に広く分布。
風流系は頭に獅子頭をかぶり腹に太鼓を括り付けた一人立獅子舞で
東日本に多く、特に昔の武蔵国 ( 東京・埼玉 ・他 ) 近辺には
数多くの一人立獅子舞が伝承されています。
~ 御幣懸り ~
“ 金の御幣 “ のまわりに3匹の獅子と4人の花笠
後方では青木神社・高水山常福院の獅子舞保存会の
皆さんが正しく伝承されているかを監査? しています
東日本に数ある風流獅子舞でも比類のものが無く
その極致を示す舞となっています(獅子舞解説書より)
(県指定無形民俗文化財)
11:30~ 本殿に於いて 神事 雅楽奉奏
12:30より ~ 棹懸り ~
竹竿を川に見立て渡る様子を描いた演目
女獅子・男獅子の掛け合い
~ 女獅子隠し ~
獅子たちの掛け合いの表現が見事です!!
* * *
一つの演目が終わるごとに詰所に戻ります
演目の合間の石森社中さんの ” 里神楽 ”
打ち出の小槌から菓子を出してこちらに投げてくるので
子供たちは大はしゃぎ!!
こんな事も ” 夏の思い出 ” の一コマになるのでしょうか?
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~ 白刃 ~
塩をまいて ” お浄め ” しています
「 刀が欲しい 」 と、舞う獅子たち
獅子の髪 ( 鶏の尾羽 ) を斬ります!!
斬られた羽は観覧者に配られました。
御守袋に入れておくと絶大な効果があるそうです。
刀を手に入れた獅子は口に咥えて喜び舞う
真剣を口に咥えたまま接近して舞う獅子たち
激しい動きの連続の獅子舞 お疲れ様でした。
ササラスリの花笠は小学2年生の皆さんでした
https://www.youtube.com/watch?time_continue=258&v=Q-J5v0vNZs0