予定は未定? | たーさんのブログ

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動物大好き!

 

前回ブログは、自身が忘れないように書いておいたメモのようなものだったので

 

公表するものではなっかたのかもしれません。

 

想定外の梅雨明け後の猛暑で、 うちの猫ちゃんも具合が悪くなり

 

早くも予定通りにはゆかず

 

楽しみにしていた 「 縄文展 」 も 初日は無理で、

 

別の日になりそうです。

 

新宿の民音音楽博物館は 撮影はすべて禁止でした。

 

色々と質問をしたのですが、だいぶ時間が経ってから

 

何か見覚えのある方? ( 当館で30年以上調律されているという  松尾敏晴さん でした ) が

 

丁寧な説明をして下さり、感激しました。

 

ピサ・チェンバロ | 1580年~1600年頃 イタリア製 | 民音音楽博物館コレクション Vol.1 - YouTube

 

 

 

 

 

 

 

チェンバロ・フェスティバルin東京は全て写真撮影 可でした。

 

チェンバロ(独)

 

クラヴィチェンバロ(伊)

 

クラヴサン(仏)

 

ハープシコード(英)

 

 

など、色々な呼び名があり

    

また、弦を横に張ったものを ” ヴァージナル ”

 

斜めに張ったものを ” スピネット ”などとも言います

 

チェンバロの生まれる以前のものに ” クラヴィシンバルム ”

 

 ”クラヴィツィテリウム”  ( 縦型チェンバロ )などといわれるものもあります。

 

上記のもは全て爪 ( プレクトラム ) で弦を弾きますが

 

金属片 ( タンジェント ) で 弦をたたく ” クラヴィコード ” も仲間に入ります。

 

 

 

 

見た目は鍵盤楽器のピアノとよく似ていますが

 

ピアノは弦をハンマーで叩く ” 打弦楽器 ” であるのに対して

 

チェンバロは爪 ( プレクトラム ) で弦を弾く(はじく) ” 撥弦楽器 ” で

 

 この時代のリュート あるいはギターの音に近いといわれます。

 

チェンバロで禁じられた遊び ( ギター名曲 ) を 弾いてみる

https://www.youtube.com/watch?v=QTMhgcHKfiw

 

 レクチャーコンサート第一回の内容と演奏も

 

 鍵盤のついたリュート

 

 ラウテンクラヴィーア = リュートチェンバロでした。

 

 リュートはチェンバロの原点というお話でした。

 

このラウテンクラヴィーアはガット弦 ( 羊の腸を伸ばして作られる ) が 使われ

 

ふくよかよかな響きで、 現代のピアノ線 ( 鋼線 ) の響きとはだいぶ違う。

 

ダンパー ( フェルト製の止音装置 ) が無く音は響いたままになります。

            

 ジャイルズ・ファーナビー ( 1560~1640 ) のよく知られている

 

この曲から始まりました。

 

ttps://www.youtube.com/watch?v=15gc6dHL5L8

      

 

 

 

 

 

 

 

 

久保田チェンバロさん製作のクラヴィシンバルム

    

   チェンバロの最も古い形態といわれているそうです

 

 

 

 

 

 

チェンバロは鍵盤から手を放すとフェルト ( ダンパー ) が下りて響きが止まりますが、

 

この時代のクラヴィシンバルムにはフェルト ( ダンパー ) は  無く

 

手を放しても音は響いたままです。

 

当時は鍵盤の規格寸法などというものは無く製作者により様々ですが 

 

現代に比べて白鍵部分の短いものも多く 

 

当時は親指と小指を使わない運指法だった事にも関係があるというお話でした。

 

 

 

 

 

 

音響盤に開いた穴の美しい装飾は

 

羊皮紙を重ね合わせて作られるという事でした

 

 

 

 

 

 

 

       クラヴィツィテリウム ( 縦型チェンバロ )

 

       https://www.youtube.com/watch?v=J65raxcq6ys

 

       https://www.youtube.com/watch?v=0fo1OtMM5tY

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久保田チェンバロさん製作の フランドル様式のヴァージナル

 

 

 

 

 

 

 

鍵盤と同じ方向に弦が張られているのがチェンバロ

 

   鍵盤と直角方向に弦が張られているのがヴァージナル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左端に見えているのが鍵盤

 

 

 

 

             テンペラで描かれたという美しい装飾画

 

             テンペラ画 ・ ・

 

             鶏卵などを固着剤とし水性

 

             乾燥後塗り重ねが可能で水に溶けなくなる

 

             木地の上に 直接油性のものは使わないと、いうことです。

 

             日本の気候では防カビ剤を塗っておかないと

 

             カビが生えてくるそうです。( 久保田さん談 )

 

 

 

 

 

      

 弦を弾く心臓部のジャック部分 ( 細かく縦に並んでいるもの )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 弦が斜めに張られたスピネット

 

 

(1) 1637 Zenti bentside spinet replica. L. Couperin dances - YouTube

 

 

 

 

 

フランス製クラヴィコード ( 日本の輸入代理店さんの出品 )

 

 

 

 

 

 

 加工済みの部品を買って、購入者が自ら組み立てるキットと

 

 完成品の二通りから選べます、と いう事です。

 

「自分で組み立てるのはとても楽しいですよ!!」 と、輸入代理店( オワゾリールハウス )   

  さんの お話でした。

                                                                           

  オワゾリールハウス株式会社/茨木市産業情報サイト「あい・きゃっち」       (city.ibaraki.osaka.jp)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チェンバロ ・ ヴァージナル ・ス ピネットが弦を爪で弾くのに対して

 

クラヴィコードは長方形の小さな金属片 ( タンジェン ト) で弦をたたく。

 

それほど大きな響きではなく、 用途も自らの練習用などとして 

 

ヨーロッパ各地では、 広く一般市民の間にも普及している と、いう事です。

 

指先の微妙なニュアンスも音に反映され” 愛すべき小さな楽器 ” と、感じました。

 

ほとんどの方が気付かれないようですが

 

弦二本おきに縫うように 帯状の布が見えますが

 

クラヴィコードではこれが大変重要でピンより右側の弦をたたいても

 

 ピンより左側の弦も共鳴してしまうので、これを防ぐためのものだそうです

 

 https://www.youtube.com/watch?v=JNuk6XZNcpM

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二段鍵盤ハープシコード ( 18世紀フランス様式 )

 

 

大塚直哉さん 古楽器を弾く…18世紀フランスのチェンバロ - YouTube

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イタリア様式チェンバロ ( 深町研太氏  製作 )

 

 

 

 

大塚直哉さん 古楽器を弾く(1)イタリアのチェンバロ - YouTube

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴッホが浮世絵をコレクションしていたことは

 

よく知られていますが、その時代 ( ジャポニズム 日本趣味 ) の  チェンバロ