先週末、東京四ツ谷駅前 聖イグナチオ教会(上智大学隣)の一室で行われた
チャリティーコンサートに行きました。
近頃 経済発展目覚しいベトナムと聞きますが、地方ではインフラ整備をはじめ
まだまだの所も多い との事でした。
一通りのお話の後、コンサートの始まりです。
小栗久美子さんの ”トルン” 演奏で始まりました。
小じんまりとした一室でしたので
トルンの音色が間近に迫り、感激のひとときでした。
続いて ”ベトナム音楽アンサンブル” の方々です。
左から
司会・進行 ・ ・ 今津 葉子さん 本日はダンバウ担当
バオ・ゴックさん ・ ・ 来日十年 さまざまな笛を演奏されるそうです。
ラン・フーンさん ・ ・ ベトナム国立音楽大学でダンバウを専攻 首席で卒業
ダンバウ(ベトナム一弦筝) ダンチャイン(ベトナム琴)
を教えて欲しいと依頼が殺到してるそうです。
本日はダンチャイン
グエン・ザンさん ・ ・ パーカッション他
ゴ・イェンさん ・ ・ 歌
マイ・カンさん ・ ・ 東京大学大学院卒業後、研究室でITチップの開発中。
本来はピアノ。 今日は会場の都合でキーボード担当。
ダンチャイン(ベトナム琴)
,
. ダンバウ(ベトナム一弦筝)
極限まで削ぎ落とされ ただ一本の弦のみの箏
他に例を見ないという。
一粒の涙の雫のような ・ ・ と形容されるように まるで魂が乗り移ったように
非常にデリケートで繊細な ”心情” を表現する。
元来、神様や恋人に ”想い” を伝える為の物で
人前で演奏するものではなかった という。
ベトナムの ”心” とも言われている。
ダンバウ体験コーナーでの一コマ
「弦を弾く時には 小指の付け根あたりを弦に触れて!」
と、懇切丁寧に指導して下さいました

白い部分がアオギリ 他は紫檀(したん) 美しい螺鈿細工(らでんざいく)が施されている
螺鈿細工 ・ ・ あわびや夜光貝などの 貝殻の内側の真珠層の部分を 掘り込まれた木材に
嵌め込んで作られる
日本と同様 南北に長いベトナムの
南部・中部・北部に古くより伝わる曲を
披露して下さいました。
初めて聞くのに 心にすっと入って来る というか
何故か 懐かしさを感じさせられる調べでした。
・ ・ 何故なんだろう?
島国日本に居ると 普段気付かないけれど
”アジアの中の日本” という事に気付かされた ひとときでした。