月齢7ヶ月の息子に乳製品を与えるのは早過ぎるのですが、これは、牛乳で作られた乳製品の場合の話。
基本的に2歳になるまでは牛乳で作られた乳製品は与えないのがベスト。
質の良い乳製品が手に入らない場合(残念ながら、日本では難しいようですね)、乳製品は全くあげないという選択も良いです。
どうしても乳製品を与えたい、という場合...
ママの母乳で作れば良い、ということです。
母乳を使って...
普通のヨーグルト(とろっとしているタイプ)
ケフィアヨーグルト(飲むタイプ)
サワークリーム(クリームチーズ)
等が作れます。
頑張れば、バターや固体チーズも作れるのでしょうが、私は手軽に作れるケフィアヨーグルトとクリームチーズを作っています。どちらも熱を加えないので、乳酸菌やビタミンC、酵素等が生きたままです。もちろん、発酵させるので乳酸菌がたっぷりになります。
私の場合、大体70〜80mlの搾乳した母乳で、小さじ2〜3杯程度のクリームチーズが出来上がります。
出来上がる量や味はその時の食生活によって大いに左右されます。
もちろん、乳清も出来上がります。
乳清は、後で、野菜等を発酵させる際に使用出来ます。(もちろん、息子だけが食べます...笑)
こちらが、私の母乳でできたクリームチーズ(サワークリームと言った方がいいのかな?どちらにしろ、発酵されて出来たほんのり酸っぱいクリームです。)
味は、普通のサワークリームのよう。こってりしていて、甘酸っぱい。
私は美味しいと思います!
旦那は怖がって味見してくれません。笑
そのくせ、旦那は牛乳で出来た乳製品は食べている。どんな牛だったのか知らないのに...
息子は、そのままでも美味しそうに食べてくれますが、何かと一緒にあげることが多いです。
こちらは、スイートポテトをローストしてからペースト状にし、それを母乳の乳清を使って発酵させ、母乳のサワークリームをのせたもの。
スイートポテト等、糖分の高い野菜を母乳の乳清によって発酵させることで、糖分がある程度分解され、消化が簡単になり、消化器官に負担がかかりません。(基本的に赤ちゃんはまだ野菜の消化が苦手なんですよ。)
発酵させることでもちろん、乳酸菌もたっぷり含まれるようになります。
そして、脂肪分の高いクリームと一緒にすることで、血糖値がドカーンと上がる事を予防します。
そうゆう意味では、糖分の高い果物(バナナとか)にこのクリームを混ぜても良いです。
この、サワークリーム(クリームチーズ)、作り方が一番簡単なので(材料は母乳のみ)、搾乳した母乳が余っている方は、お子様の為に作ってみるのは如何でしょうか?
作り方は超簡単!
母乳サワークリーム(クリームチーズ)のレシピ
熱消毒しておいたガラス容器(私はガラスの哺乳瓶を使っています。)に母乳を入れ、蓋をし、室温で数日間放置。
気温にもよりますが、最終的には液体と固体に分離しますので、分離したら、清潔なガーゼとザルを使って、ゆっくりと重力に任せて濾します。
濾された液体は乳清。冷蔵庫で数ヶ月間保存出来ます。
ガーゼに残るのはクリーム、冷蔵庫で2週間程保存出来ます。
乳清は、野菜を発酵させたい時に使用したり、水に少量を入れて飲ませたり出来ます。
乳清は良質なたんぱく質です。
私は、スイートポテト、かぼちゃ、人参、ビートルート等、糖分の高い野菜を発酵させる為に使用しています。熱を加えて(ローストしても茹でもOK)、ペースト状にし、乳清を少量入れ、室温で2〜3日放置。その後は冷蔵庫で1週間程保管出来ます。
発酵されるので、味や香りが少し変わりますが、カビ臭くない限り、大丈夫ですのでご安心を。
マニアックなレシピの紹介でした...