入院中の想い | ドゥーラのりこ

ドゥーラのりこ

オーストラリア在住のお産サポーター(ドゥーラ)、ヒプノバーシング™講師、マッサージセラピストです。
妊娠、お産、育児、健康、環境、ホームスクーリングに関しての色々な情報や考えをシェアしています。

なんだかんだで、入院が長引いています。

最近は、病院の部屋が、自分の部屋らしく感じて来ました。
家から持って来た食器、食材、スナック、本、音楽...

毎日ぼ~と出来るのは良いが、少し退屈に感じることも。

携帯も現在故障中なので、外とのコミュニケーションに限りがあり、なんだか、メディテーションの修行中といった感じでもあります。

普段の生活では出来ない事が沢山出来ているのは事実です。

メディテーションをしたり、ゆっくりと本や聖書を読んだり、神様や赤ちゃんと質のある会話をしたり、外の景色をぼ~と眺めたり、絵を描いたり、塗り絵をしたり。

ある友人から大人用の塗塗り絵ブックを頂いたのですが、これが結構リラックス出来ますね~。


出血は落ちついて来たものの、パブリック病院のシステムは遅いもので、検査のアポがなかなかとれなかったり、担当の先生がいなかったり、と待たされることが多く、退院も、なかなか承認が降りません。
結局、旦那と話し合った結果、病院がOKを出すまでは、入院することに。

早く家に戻りたい!!

もう5日間ぐらい家に帰っていないので、猫ちゃん達が恋しいです。

毎日訪ねてくれる旦那から最近の猫ビデオ等を見せてもらってはいますが、あのフアフアの体を実際に触る事や喉をならす音が聞けなかったりするとやはり寂しいですね。



さてさて、

今回の出血の原因は(前回も同じだと思いますが)、部分的な胎盤早期剥離だそうで、私の直感通り。

「部分的」と言っても、エコーでは確認出来ないぐらい小さいエリアで、胎盤の端っこの部分の毛細血管からの出血だろう、ということです。
なので、厳密には「剥離(胎盤が剥がれる)」ではなく、あまり緊急事態ではないよう。
早産の兆候も全くありませんし。

この胎盤の部分的な(端っこの)出血は勝手に治るケースがほとんどらしいです。

そして、胎盤全体ではなく、端っこからだけの出血なので、赤ちゃんへの影響はほとんどなく、メインの血管達がしっかりしている限り、酸素も栄養もしっかり行き渡るそう。

私のように、胎盤がお腹の目の前(おへそのすぐ裏)に付いている妊婦さんは、ダメージを受けやすいので、このように出血しやすいそうです。(特にお腹のサイズが急激に増える中期、後期は。)

が、油断は禁物!

油断して、お腹の筋肉を使うことをしたり、体を前屈させたり、お腹を激しく動かしたり、セックスでオーガズム(子宮の収縮です)を感じたり、重たいものを運んだり、十分に休みをとらなかったりしていると、端っこの毛細血管だけのダメージではなく、もっと太い血管からも出血が始まり、最悪の場合は、正式な胎盤の「剥離」になってしまう恐れもあるのだとか。

なんだか、全て身に覚えがあることばかり...


胎盤ちゃんがお腹の目の前にある限り、通常以上に気をつけないといけませんね...

又、へその緒が極端に短い場合も、胎盤が引っぱられて、端から出血しやすいのだとか。
(へその緒の長さは正確には計れないので、私の場合、どうだかは分かりません。)

そして、胎盤が完全に作り上がるまで(妊娠初期中)に精神的なストレスがあった場合も、胎盤の根(厳密には血管)が全てしっかりと子宮膜内に付かない場合もあるそう。

これも、思い当たる事、あります。

妊娠初期に、愛猫のチャスキが死んで、かなり悲しんだ事。

これは、精神的にかなりのダメージを受けました。

とても悲しくて、もしかしたらこの精神的ダメージで流産してしまうかも...と思ったぐらいです。
幸い、流産にはなりませんでしたが、妊娠中(特に初期)の精神的ダメージって危ないものですね。


なんだかんだと、反省点ばかりですが、これも「もっと休んでねぇ~」と、赤ちゃんからのメッセージなのでしょうね。

今後は、もっともっと休もうと思います。昼寝も沢山しようと思っていますし、家事も無理をせず、もっと旦那に任せようと思いますね。

マッサージの仕事も当分はお休みし、ベリーダンスクラスもフィットネスクラスも涙ながらにキャンセルし、ヨガやストレッチ等は前屈する動きには注意して、重たいものは他の人にお願いする。ガーデニングもお休みですね。(穴を掘る作業が多かったです。)

もっと、生活リズムをスローダウンしようと思います。
妊婦さんらしくならないと、ですね。


今回の入院中に、胎盤や子宮等について深く色々と考えている時に、ぱっと頭に
入って来たことがあります。


子宮は、女性のシンボル。

私の「女であること」の象徴です。つまり、私自身。

一方、胎盤は精子のDNAで作られています。

つまり、私の旦那が作ったもの。つまり、胎盤は、旦那です。

私の旦那の遺伝子で作られた胎盤が、私の子宮に血管を張り、根付く。
子宮はそれを受け入れるかのようにして、子宮内膜で、子宮側の血管と胎盤から根付く血管を受け入れ、2つの血管を結びます。

もしかしたら、私は、旦那を100%受け入れていないのかも?

それが、子宮と胎盤の繋がりで反映された?

確かに、旦那のここが嫌、とか、ここがどうしても許せない、という部分はいつくかあります。
スピリチャルなレベルで、好きな部分も、嫌な部分も全て100%受け入れられていないのかもしれません。

或は、私は、自分を女性として、そして旦那を「男性」としてもっと受け入れないといけないのかもしれません。(時々、私のほうが男らしかったりしますから...)

そう考えると、なんだか面白い。

私の子宮が胎盤を100%受け入れられるようにする為には、夫婦関係も更に深くしていく必要があるのかもしれませんね。今後の課題です...

こんなことを色々ゆっ~くりと考えられるのも、今の入院の御陰。



余談ですが、血管のダメージ(出血)に良いのは、やはり、ビタミンEや、ビタミンC
亜鉛、マグネシウム、カルシウム等です。
早期に治す為には、これらを多く含む食べ物を多めに取り、更に必要であれば、良質なサプリメントを使用することも手です。

ただし、妊娠中のビタミンEのサプリメントだけには気をつけて下さい。
過剰に飲み過ぎると、胎盤が子宮に張り付き過ぎてしまい、今度は反対に胎盤がなかなか剥がれない、ということになるパターンが多いそうです。
赤ちゃんが産まれたら、胎盤は剥がれるのが普通ですが、ビタミンEサプリメントを飲み過ぎた妊婦さんの場合、なかなか剥がれなくなり、マニュアルで無理矢理剥がす、或は手術で剥がす必要が出てしまいます。
普通の食事で摂る分のビタミンE は問題ないですが、サプリメントとなると、過剰摂取が可能になってしまうので気をつけましょう。