敏感な子宮 | ドゥーラのりこ

ドゥーラのりこ

オーストラリア在住のお産サポーター(ドゥーラ)、ヒプノバーシング™講師、マッサージセラピストです。
妊娠、お産、育児、健康、環境、ホームスクーリングに関しての色々な情報や考えをシェアしています。

こちらの過去のマタニティー日記ブログの続きになりますが、病院訪問後、色々と私の助産婦さんに話を聞いたり、私のドゥーラさんや、他のドゥーラさん達にも聞いたところ、

20~30%の妊婦さんが、原因もなく、妊娠中に出血するようです。
そして、全く問題なく妊娠が継続するパターンがほとんど。

私は、今までに色々な妊婦さんと接する機会があったのですが、確かに、原因もなく、出血した妊婦さんが結構いました。そのうち、4人は胎盤がお腹の目の前にあった妊婦さんでした。(その他の出血した妊婦さんは、胎盤の位置の話はしたことがないので分かりません。)

少し、私なりに考えてみました。

胎盤がお腹の目の前に付いている、ということは、子宮が一番伸びるエリアに付いているということですよね。
子宮は、特に妊娠中期には、初期とは比べ物にならないぐらいどんどん大きくなっていきます。
で、よく伸びるのが、やっぱりお腹側のエリア。
背中側(背骨側)の子宮エリアは、そこまで伸びませんよね。
成長する子宮が内臓等を横や上に押しますが、やっぱり背骨があるので、背中側の子宮面はお腹側ほど伸びません。
やはり、一番ぐ~んと伸びるのは、お腹側。(おへそ辺り)
そこに胎盤が付いていると、やはり、早過ぎる成長スピードに付いていけずに、胎盤や胎盤が付いている子宮部分の毛細血管等が切れやすい、と考えると、なんとなくうなずけます。

一度、調査してみたい、胎盤の位置と原因不明の出血の関係。

もちろん、早産や前置胎盤等の場合の出血は、原因がはっきり分かっていますが、そうでない場合は、原因不明の出血、特に問題なし、となります。


私は、前回の病院訪問で膣鏡診検査をした後、腹痛があり、止まりかけていた出血が更に増えてしまいました。(液体での出血、というよりも、最初からおりものっぽい出血でしたが。)

私の助産婦さんと色々話したのですが、多分、
冷た~い膣鏡器具と、痛~い膣鏡診検査で子宮が刺激されてしまったのだろう、ということでした。
そして、私の子宮はそういゆう外からの刺激に敏感なのかもしれない、と。

やるんじゃなかった、と少し後悔しましたよ。(っていうか、病院へ行くんじゃなかった!と後悔。そして、旦那に言うんじゃなかった、とも後悔。ま、今となってはいいけど...)

その日は、出血を止める効果のあるハーブブレンドティーを強めに作り、10杯以上飲みましたよ~。
そしたら、直に止まりました。すごい、ハーブの力って!!
このハーブブレンドは、産後直後にも大量出血の予防とし使えそう!(その時は、ハーブティーではなく、ハーブチンキで少量でもパワフルに効果があるようにする必要がありますが。)


そして、なんとなく、自分でも気付いていたのですが、私の子宮って、とっても敏感。
神経細胞が付き過ぎてしまっているのではないか、と思うぐらい敏感です。

妊娠中って、どの周期でも、1時間あたり数回の収縮があるのですが、普通は、それをいちいち感じません。
出産に近づくにつれ、子宮の収縮が強くなってくると、お腹の張り(前駆陣痛)、として分かるようになってくるのですが、今の私のお腹のサイズで子宮の収縮(マイルドな張り)が分かる人はあまりいないように思います。

私、子宮が収縮しているのが分かるんです。
実は、妊娠前も、生理中には、子宮の収縮を感じていました。(痛みではなく、収縮です。生理中は、月経血を外に出すために、子宮が定期的に収縮するんですよ~。)

そして、最近、発見したのですが、潮の満ち時間と子宮の収縮がシンクロナイズしているんです!

満潮時間が近づいてくると、子宮の収縮が感じ始めることが出来、満潮時間には、ピーク、ものすごくわかります。そして、満潮時間が過ぎると、ほとんど分からなくなっていきます。

私の家は海の直ぐ近くなのですが、夜中に満潮だと、波の音がよく聞こえます。
そして、子宮の収縮を感じて目が覚めます。そうゆう時は、決って波の音がでかい。
あ、満潮だ、と分かります。
翌朝、満潮時間をチェックすると、ピタリと同じ時間です。

子宮と海(潮の満ち引き=月のパワー)って深い関係がある、とは知っていましたが、自分の体で感じると、更に実感出来ますね~。

そして、子宮についている神経の数にも個人差があるようです。

子宮に沢山の神経細胞が付いている人は、もちろん、小さな事でも感じやすく、神経細胞が少ない方は、感じにくいタイプ。

お産は全然痛くなかった!

とか、

お産が始まっているとは気がつかなかった。(気付いたら、赤ちゃんが降り始めていた、とか。)

という話をよく聞きますが、これは、後者のタイプの妊婦さんなのでしょうね。羨ましいと言えば羨ましいですが...笑

どっちがいいとか、そういうことではありませんが、個人個人違いがあって面白いなぁ~と思います。



私の助産婦さんに、「私の様なタイプ(子宮が敏感で、胎盤が目の前にある)で、出血を予防するには何が出来る?」と聞いたところ、

「心配しないこと!あなたみたいなタイプの妊婦さんは、出血しても赤ちゃんも胎盤も安全だから!」

だそうです。
心強い~。

でも、もっとアドバイスが欲しい私は、しつこく、「食事面では何か気をつけることある?」と聞くと、「マグネシウム、亜鉛、ビタミンCを沢山摂ってね!」と。

さすが!

マグネシウムは、筋肉の機能を安定させるし(子宮は筋肉です。)、亜鉛やビタミンCは毛細血管がダメージを受けた場合は、直に回復させる効果があります。

一方、病院の助産師さんとドクターは、「また出血が少しでもあったら緊急事態なので、直に病院に来て下さい!」

と、脅すようにアドバイスしてくれました。
今回の検査結果がすべて問題なし、であったにも関わらず、「良かったですね~」の一言もなく、「全て問題なし、というのが理解出来ない、絶対にどこかおかしい所があるはず!」というスタンスのようでした。(苦笑)

病院のドクターは、

妊娠 = 病気 = 危険 = コントロールする必要あり

がベースになっているのでしょうね。


最後に念のために付け加えておきますが、妊娠中に出血のある方は、必ず自分の助産師さんやドクターと連絡を取り、必要であると判断した場合は、検査をしましょう。
全てチェックした上で、特に問題なし、出血の原因はわかりません、であれば、心配する必要はないですし、反対に、もし出血が早産の前触れや、前置胎盤、ポリープ等が原因であれば、適したケアを受けて下さい。