牛タン | ドゥーラのりこ

ドゥーラのりこ

オーストラリア在住のお産サポーター(ドゥーラ)、ヒプノバーシング™講師、マッサージセラピストです。
妊娠、お産、育児、健康、環境、ホームスクーリングに関しての色々な情報や考えをシェアしています。

Paleo Diet(パレオ食)が基本となっている私の食生活では、動物性たんぱく質&脂質は大事です。

動物性と言っても、魚や魚介類もそれに入ります。そして卵類もそれに入りますね。

体に悪い大豆によるたんぱく質には頼りません!

大豆はあくまでも豆類。

大豆をメインのたんぱく質として、大量に摂取するのはヘルシーではありません。(このお話はまたいつか…)


もちろん、我が家では、肉もオーガニックものしか購入しません。

オーガニックな肉が普通だった時代や、オーガニック肉が未だに当たり前な国は羨ましいですね。
「オーガニック」なんていう言葉も、大量生産式家畜方が存在するようになってから出来たものですね。


オーガニック肉しか購入しないと言いましたが、高い贅沢な肉は全く購入しません。(出来ません!)

なんてったって、健康お宅貧乏ですから…


内臓肉や、硬くて人気のない部分、がほとんどです。(骨も大事に頂きます。)

実は、このような部分のほうが、ステーキ等といった贅沢な肉よりも栄養素がぎっしり詰まっており、ヘルシーなんです。


今日は、よく購入する牛タンのご紹介。

毎回、舌1枚を購入しますが、重さによって、値段が決まります。
これは約750グラムの舌。18ドルなり。

  マイペースでEco&Organicライフ in シドニー

牛の模様は、舌にまであるって知ってました?

私は、お肉(というか、内臓や骨?)を触る際には、その動物を感じ取り、感謝します。

包丁を入れるときも、感謝しながら… 

誰かに見られたら、きっとおかしい人に見えると思いますが、これは私の儀式なんです。

野菜を切る時も、もちろん、まずは感謝してから切りますが、肉はさらに感謝のレベルが上がりますね。

肉を扱う時は、神経を集中しています。一つ一つの動作に心を込めて…といった感じです。

メディテーションである、といっても過言ではないかも。

とにかく、話しかけられたり、お話をしながらとか、音楽を聴きながら、とかは嫌なんです。

集中して、まるですごく大事なものを取り扱っているかのようにするのが好きなんです。

旦那は「グロテスクだ!」なんていったりして、邪魔をしますが、私はちっともグロテスクなんて思いません。

とても美しいと思います。

内臓肉も新鮮で美しい。

グロテスクなんで失礼です!!



話を戻して…

牛タンは、そのまま使ってもいいのでしょうが、私は、まずは、Brine(肉用の特別な塩水)で10日間ほど塩漬けします。
こうすることで、ものすごく柔らかくなるのと、適度な塩味が奥まで入り込み、舌独特の臭みも消えます。

Brineに入れている間は、腐るということはありません。

冷蔵庫のなかった時代にはBrineがよく使われていました。(私は、念のため、Brineに浸けていても、冷蔵庫に入れていますが…)

これがBrineに浸けているところ。今回作っておいたBrineは茶色。

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ところで、牛タンは鉄分、亜鉛、カリウム、セレンといったミネラル分がたっぷりです。

特にセレンは、現代人に不足しているミネラルですね。(食材が豊かだった時代はセレン不足なんてありませんでした。)

そして、ストレスや脳神経にとても良いとされているビタミンB6やB12もしっかり摂れます。

もちろん、大量生産で無理やり早く育った牛ではなく、普通の健康的な環境で、普通の食べ物(草)でゆっくりと時間をかけて育った牛の場合のお話ですよ。


さて、10日ほど塩浸けした牛タンは、皮をむく必要があります。下の皮はザラザラしていて硬くて食べるのには向いていません。犬や猫は食べるでしょうが…。

私は、スロークッカーの低温で10時間以上ほど、いろんな野菜と一緒に、コトコト煮ます。ベジタブル(+牛タン)ストックも出来上がって一石二鳥です。
ストックはもちろん保管します。

煮終わった状態がこれ。

   マイペースでEco&Organicライフ in シドニー

そうすると、舌の皮が簡単に剥がせます。

10時間以上弱火で煮たので、生身もすごく柔らかくなっています。皮を剥いた後は、舌の模様がありません。

  マイペースでEco&Organicライフ in シドニー

すごく柔らかくなっているので、簡単にスライス出来ちゃいます。
   
  マイペースでEco&Organicライフ in シドニー

牛タンは、脂肪分がとても少ないです。
そして調理次第では、とても柔らかくなって美味しい。

良く動かす筋肉は脂肪も付かないんですよね。舌はもちろんよく動かしますよね! 

そして、休むことのない心臓(ハツ)も脂肪分が極端に低い肉の一つです。
心臓もまた、オーガニックでも、お安くゲット出来ますよ。


出来上がった牛タンは、ハム感覚でスライスして、そのまま使ってもいいし、スライスしたものをグリルで少し焼いたりして使用してもGood。


サンドイッチに使ってもいいし…
  
   マイペースでEco&Organicライフ in シドニー

↑このパンは普通のパンとは違って、イーストを全く使わない発芽発酵パンです。
たまに食べるNaughty Foodです。


グリルした牛タンをサラダに混ぜても美味しい。え?牛タンが見えない?

  マイペースでEco&Organicライフ in シドニー


牛タンは、マスタードや、わさびや、Watercress(オランダガラシ)といった、ピリ辛なお味と相性がいいです。

Beetroot(赤カブ)との相性も素晴らしい☆


ちなみに、写真のサラダに使っているWatercress(緑色の葉っぱ)は海岸を散歩している時に崖っぷちで見つけたものです。

野生のWatercressです☆

命がけでとりましたよ!?


Watercressはすごい生命力で繁殖がすごいです。

いわゆる雑草ですね。

雑草とみなされてはいますが、このWatercress、素晴らしい葉っぱです。

鉄分、カルシウム、葉酸(folic acid)、ヨウ素(iodine)、ビタミンAとCをかなり多く含んでいるのですが、これらは全て、妊娠前及び妊娠初期には絶対に欠かせない最低必要栄養素。

それらが全て揃って豊富に含まれているWatercress!

正に、妊婦さんの体作りにはぴったりなサラダですね。

抗酸化物質(antioxydant)もたっぷりですから、積極的にサラダに取り入れましょう!
スープに入れてもすごく美味しいですよ☆

Watrecressは八百屋で購入することも出来ますが、今はシーズンなので、お散歩中に見かけることも多いと思います。

ただし!

犬が多いシドニー…

犬が歩くような所にあるものは諦めましょう…

海岸沿いの崖っぷちは大丈夫でしょう。

足を滑らせないようにご注意下さい…