28~29日 | ドゥーラのりこ

ドゥーラのりこ

オーストラリア在住のお産サポーター(ドゥーラ)、ヒプノバーシング™講師、マッサージセラピストです。
妊娠、お産、育児、健康、環境、ホームスクーリングに関しての色々な情報や考えをシェアしています。

シドニーの冬も、半分が過ぎましたね~。あとは、春を待つだけ!

暖かったり、寒かったりと、最近気温の差が激しいですね。

体調を壊したり、風邪を引いてしまった人も、よく見かけます。



今日は、女性の健康のお話。男性の方でも、勉強になるので、是非お読み下さ~い☆


28~29日、と聞いて、何かピンッ! て、頭に浮かびますか?


28~29日…




一番好ましいと言われている生理周期の日数です。

もちろん、避妊ピル等は飲まず、自然の排卵をしている状態での話です。


むか~し昔、電気もまだなかった頃、そして集団生活がまだ普通だった頃、女性達は同時に生理がありました。

彼女達の生理周期は月の周期(28~29日)と同じであり、(カレンダーと月の周期は違います。)、新月に月経が始まり、満月に排卵が起こるグループと、反対に満月に月経が始まり、新月に排卵するグループがあったそうです。(新月に生理が始まる方のほうが多かったようです。)



子宮は月と深く関係しています。


月の周期(28~29日)に合わせて月経が来るのが、自然のあるべき状態です。


動物の世界でも、満月と新月に月経又は排卵をする動物が多く、植物の世界でも似たようなものだそうです。

そう言えば、満月の日には珊瑚の産卵や、亀の産卵が多いですよね。


月の周期と深く関係している女性達が妊娠した場合、赤ちゃんが生まれるのは、決まって、最後の月経が始まった日(満月又は新月)から月の10周期後だったそうです。これも、月の周期で決まっていたのです。

現在のカレンダーがまだ存在していなかった頃、一定の日数に頼った計算ではなく、月の周期に頼って出産日を予想していたのですね。

彼女達は、毎晩月を見ていたのでしょう。


電気や化学製品や環境ホルモン等がまだなかった頃、毎晩月の明かりを浴びることによって、自然に月との関係が出来上がっていたのです。


現代では、外へ出ても、電気の明かりがあり、毎晩月の明かりだけを浴びる、ということは出来ませんし、避けることの出来ない環境ホルモンや化学製品、女性に不向きな食事、ストレス等で、あらゆるホルモンのバランスが壊れ、その為、月の周期と月経周期が合わなくなってしまいました。

満月や新月にぴったりと生理は始まらないけど、生理周期は毎回28~29日(ピルを使わずに)という方は、環境要素に影響はされているけど、ホルモンのバランスは順調であるということです。


現代時代、生理周期が月の周期と全く同じである、という女性はかなり減ってしまったと思います。

短過ぎたり、長過ぎたり。

生理周期が28日以下で短過ぎる、という方はあまり聞きませんが、生理周期が30~40日もあるという方はよく聞きます。


食生活の面から見ると…


成長ホルモンや抗甲状腺剤が注入されている動物や、非人間的な環境で育った動物の動物性脂肪(肉、乳製品、卵)を食べ過ぎると、生理周期は28日よりも短くなる可能性が高くなります。

反対に、動物性脂肪(大量生産ではなく、自然な状態で育った動物に限る)を十分に食べない方や、豆乳を沢山飲まれる方、べーガンの方は、生理周期が29日よりもかなり長くなる傾向にあります。


食生活を見直す、とういうことも大事ですが、それ以外にも、月の周期と同じまたは、出来るだけ近づける、方法は沢山あります。


自然治療の先生から頂いたアドバイスを紹介します。


1.普通のカレンダーは無視し、月の周期のカレンダーを手に入れ、又は自分で作って、それに沿って、自分の周期を記録していく。(基礎体温系を使用)

2.出来れば毎晩、無理であれば、せめて満月と新月の日だけでも、月を観る。(月の形を毎日認識する。)

3.毎晩、自分の手も見えないぐらいの暗闇で寝る。ただし、満月の日は、真っ暗にせず、ほんの少しだけ明るい状態で寝る。射光カーテンがつけれない場合はアイマスクでも良いが、寝ている間に外れないようにする。 

4.出来れば毎晩、無理であればせめて週4日は午後9時頃に寝る。夜更かしは女性の大敵!

5.大豆を摂り過ぎない。40代でも子供を作りたい方は特に。

6.動物性脂肪を毎日しっかり摂る。(ベジタリアンの方は、健康な動物の卵や無加工乳製品を。魚を食べるペスクタリアンの方は毎日魚、魚介類、魚卵等を食べる。)

7.出来る範囲で農薬、化学製品、環境ホルモン等を避ける。

8.白砂糖、白小麦粉は完全に避ける、又は極力避ける。

9.炭水化物は極力避ける、又は摂り過ぎない。(米を含む穀物全て、パンやパスタ、イモ類)

10.周期13~14日目あたりには必ずLove makingする。(別に妊娠したい、したくないは関係なしに。)この日あたりに子宮が刺激されることで、卵巣にも刺激が行き、排卵しようという体勢をとるそうです。28日の生理周期の人は14日目が排卵日です。



毎晩、月を観て、「今日はこの形の月」とか、「もうすぐ満月だ」とかを考えるようになるだけでも、少しづつ、生理周期は月の周期に近づいていきますよ。

慣れてきたら、満潮や干潮時間も分かるようにしていってみて下さい。

生理が始まる時間や、お腹や胸が張ってくる時間帯等も、潮(月の引力)によって影響されているんです! 出産もそうです。


昔から存在している月と子宮の親密な関係、取り戻していきましょう!