熟し過ぎた果物は  | ドゥーラのりこ

ドゥーラのりこ

オーストラリア在住のお産サポーター(ドゥーラ)、ヒプノバーシング™講師、マッサージセラピストです。
妊娠、お産、育児、健康、環境、ホームスクーリングに関しての色々な情報や考えをシェアしています。

果物が熟し過ぎて、使えなくなった、

ってことありませんか?

特に、バナナとか、キーウィとか、プラムとか、苺とか、気付いくと、

ゲッ!熟し過ぎ!腐りそう!?

てなぐらいになっていること、私はよくあります…


特に、めったに食べないバナナなんて、たまにゲットしてしまった場合、その存在さえも忘れることがしばしばです。

気が付いたら真っ黒だったり…


熟し過ぎた、または腐る寸前、の果物は、フルーツビネガーにしてしまいます。

果物の種類ごとに分けて作るのもいいし、いろんなのを混ぜて作るのもよし。

熟し過ぎた果物は自然の糖分をたっぷり含んでいるので、ビネガーを作るのに適しているんです。

ほんの少しのカビが生えている場合は、その部分をちゃんと切り除いてしまえば、大丈夫です。

カビだらけのものは、もちろん使いません。土に戻してあげましょうね。


今まで、


苺ビネガー
バナナビネガー
オレンジビネガー
キーウィビネガー
ブルーベリービネガー
アップルビネガー
パイナップルビネガー
プラムビネガー
パパイヤビネガー
ミックスフルーツビネガー(とにかく何でも混ぜる~!)

等を作ってみましたが、料理に結構使えます。

色も、香りもそれぞれ個性があって楽しいです。


熟し過ぎた果物のほか、果物の芯の部分とか、皮とか、食べないものまで使えるので、超エコ!

さすがにバナナやオレンジの皮は使わないけど、リンゴの皮や芯、キーウィの皮なんかは余裕で使えます。(もちろん無農薬のものであればの話ですが…)

何でもすぐに捨てるのが嫌な私には、ぴったり。

まだ使えるものは、とことん使い切るのが、その果物に示す尊重、だと思っています。

せっかく大事に育てられた果物達、よいエネルギーを最後の最後まで頂きたいものです。

なので、私的にはエコビネガーと呼びたいぐらい。


このエコビネガー、いやフルーツビネガーの作り方は、超簡単!

簡単過ぎて、ごめん!


材料

熟した果物や果物の皮や芯 2~3カップ程度
水 500ml
ラパドゥーラ 大匙2~3程度 
(ラパドゥーラとは、サトウキビの汁を超低温乾燥又は自然乾燥させたもの。ラパドゥーラが手に入らなければ、蜂蜜やお砂糖でもいいけど、出来れば精製された真っ白な砂糖よりも、自然に近いものを。)


これらを清潔なガラス瓶(熱消毒されたもの)にいれて、蓋はせずに、布をしっかり被せて、室温で放置しておくだけ。
私は輪ゴムでしっかり被せています。

1週間後には、色がだいぶ変化します。
1週間後には、果物を全て取り出して(ざるを使って)、液体をさらに4週間以上放置。
虫が入ってこないように、布をしっかりと被せておきます。

時々、気が向いたら(笑)、混ぜます。
気が向かなかったり、忘れちゃったりしても出来上がってしまうところがすごい…

ツーンと酸っぱい、お酢独特の匂いになったら出来上がり。
清潔なボトルに入れ替えます。

底に、沈殿物が出来ますが、これもビネガーの成分ですので普通に使えます。

熱を全く加えていないので、酵素はもちろん、ビタミン等もそのままです。

更にラパドゥーラを使った場合は、天然のミネラルも豊富です。

果物の糖分とラパドゥーラの糖分が発酵し、糖分がアルコールとなり、更にアルコールが自然に酢になっていきます。

だから完成したビネガーには糖分もアルコールもありません。
味見をして、まだちょっとアルコールっぽかったら、まだ出来上がっていない証拠です。

自然の力ってすごいですよね。


発酵のプロセスを早めたい場合は、乳清やケフィア水を少し入れたり、前回作った手作りビネガーを入れたりすると発酵スピードが速くなりますよ。

蜂蜜を使う場合は、必ず、乳清かケフィア水を入れることをお勧めします。

まれに、カビが多少、表面に生えることもありますが、その部分をスプーンで取り除けば大丈夫。

発酵のスピードがカビの繁殖よりも早ければ大丈夫なんです。


また、好みで果物と一緒にいろんなハーブやスパイスを入れても美味しく出来上がります。
唐辛子を入れると、カビが生えにくくなりますよ。


個性ある、自分だけのビネガーが出来上がると嬉しい!


これらのフルーツビネガーを使って、サラダドレッシングを作るのもいいし、普段の料理に普通のお酢として使うのもよし、です。

ただ、酸性が強過ぎない場合は、ピクルス等の保存には使えません。


最近は、バナナビネガーと肉の相性がいいことを発見。


肉料理や魚料理には、ビネガーを少々入れると、様々なミネラル成分を肉や骨から沢山出てきます。
手作りビネガーを使うと肉自体も柔らかくなる。
特にパイナップルビネガーやパパイヤビネガーは肉をすご~く柔らかくしますよ。 

肉や魚を食べる場合には、骨に隠れているミネラル成分を出し切ってから頂きたいものです。


これは、バナナビネガーを作っている最中の写真です。3週間目。

マイペースでEco&Organicライフ in シドニー


今度、忘れかけた果物達や、果物の皮や芯に出会ったとき、すぐに捨てずに、ビネガー、作ってみてあげて下さい。