果物が熟し過ぎて、使えなくなった、
ってことありませんか?
特に、バナナとか、キーウィとか、プラムとか、苺とか、気付いくと、
ゲッ!熟し過ぎ!腐りそう!?
てなぐらいになっていること、私はよくあります…
特に、めったに食べないバナナなんて、たまにゲットしてしまった場合、その存在さえも忘れることがしばしばです。
気が付いたら真っ黒だったり…
熟し過ぎた、または腐る寸前、の果物は、フルーツビネガーにしてしまいます。
果物の種類ごとに分けて作るのもいいし、いろんなのを混ぜて作るのもよし。
熟し過ぎた果物は自然の糖分をたっぷり含んでいるので、ビネガーを作るのに適しているんです。
ほんの少しのカビが生えている場合は、その部分をちゃんと切り除いてしまえば、大丈夫です。
カビだらけのものは、もちろん使いません。土に戻してあげましょうね。
今まで、
苺ビネガー
バナナビネガー
オレンジビネガー
キーウィビネガー
ブルーベリービネガー
アップルビネガー
パイナップルビネガー
プラムビネガー
パパイヤビネガー
ミックスフルーツビネガー(とにかく何でも混ぜる~!)
等を作ってみましたが、料理に結構使えます。
色も、香りもそれぞれ個性があって楽しいです。
熟し過ぎた果物のほか、果物の芯の部分とか、皮とか、食べないものまで使えるので、超エコ!
さすがにバナナやオレンジの皮は使わないけど、リンゴの皮や芯、キーウィの皮なんかは余裕で使えます。(もちろん無農薬のものであればの話ですが…)
何でもすぐに捨てるのが嫌な私には、ぴったり。
まだ使えるものは、とことん使い切るのが、その果物に示す尊重、だと思っています。
せっかく大事に育てられた果物達、よいエネルギーを最後の最後まで頂きたいものです。
なので、私的にはエコビネガーと呼びたいぐらい。
このエコビネガー、いやフルーツビネガーの作り方は、超簡単!
簡単過ぎて、ごめん!
材料
熟した果物や果物の皮や芯 2~3カップ程度
水 500ml
ラパドゥーラ 大匙2~3程度
(ラパドゥーラとは、サトウキビの汁を超低温乾燥又は自然乾燥させたもの。ラパドゥーラが手に入らなければ、蜂蜜やお砂糖でもいいけど、出来れば精製された真っ白な砂糖よりも、自然に近いものを。)
これらを清潔なガラス瓶(熱消毒されたもの)にいれて、蓋はせずに、布をしっかり被せて、室温で放置しておくだけ。
私は輪ゴムでしっかり被せています。
1週間後には、色がだいぶ変化します。
1週間後には、果物を全て取り出して(ざるを使って)、液体をさらに4週間以上放置。
虫が入ってこないように、布をしっかりと被せておきます。
時々、気が向いたら(笑)、混ぜます。
気が向かなかったり、忘れちゃったりしても出来上がってしまうところがすごい…
ツーンと酸っぱい、お酢独特の匂いになったら出来上がり。
清潔なボトルに入れ替えます。
底に、沈殿物が出来ますが、これもビネガーの成分ですので普通に使えます。
熱を全く加えていないので、酵素はもちろん、ビタミン等もそのままです。
更にラパドゥーラを使った場合は、天然のミネラルも豊富です。
果物の糖分とラパドゥーラの糖分が発酵し、糖分がアルコールとなり、更にアルコールが自然に酢になっていきます。
だから完成したビネガーには糖分もアルコールもありません。
味見をして、まだちょっとアルコールっぽかったら、まだ出来上がっていない証拠です。
自然の力ってすごいですよね。
発酵のプロセスを早めたい場合は、乳清やケフィア水を少し入れたり、前回作った手作りビネガーを入れたりすると発酵スピードが速くなりますよ。
蜂蜜を使う場合は、必ず、乳清かケフィア水を入れることをお勧めします。
まれに、カビが多少、表面に生えることもありますが、その部分をスプーンで取り除けば大丈夫。
発酵のスピードがカビの繁殖よりも早ければ大丈夫なんです。
また、好みで果物と一緒にいろんなハーブやスパイスを入れても美味しく出来上がります。
唐辛子を入れると、カビが生えにくくなりますよ。
個性ある、自分だけのビネガーが出来上がると嬉しい!
これらのフルーツビネガーを使って、サラダドレッシングを作るのもいいし、普段の料理に普通のお酢として使うのもよし、です。
ただ、酸性が強過ぎない場合は、ピクルス等の保存には使えません。
最近は、バナナビネガーと肉の相性がいいことを発見。
肉料理や魚料理には、ビネガーを少々入れると、様々なミネラル成分を肉や骨から沢山出てきます。
手作りビネガーを使うと肉自体も柔らかくなる。
特にパイナップルビネガーやパパイヤビネガーは肉をすご~く柔らかくしますよ。
肉や魚を食べる場合には、骨に隠れているミネラル成分を出し切ってから頂きたいものです。
これは、バナナビネガーを作っている最中の写真です。3週間目。
今度、忘れかけた果物達や、果物の皮や芯に出会ったとき、すぐに捨てずに、ビネガー、作ってみてあげて下さい。