ソプラノ独唱カンタータを
ある程度、聴いてくると
エマ・カークビーが
歌ったのものはないのかしらん
と思われてきます。
そこで検索してみたところ
エリオット・ガーディナー指揮
イギリス・バロック管弦楽団による
演奏があることが分かりました。
最初、この録音を持っていないと思って
Amazon で中古を買いかけたんですが
実はすでに買っているのではないか
という気がし始め
探したら出てきたのが、こちら。
(日本フォノグラム PHCP-9034、1993.5.26)
原盤のレーベルはフィリップスで
フィリップス・スーパー・セレクション
という再発盤の1枚です。
録音は1983年11月に
ロンドンで行われました。
本盤を買ったのは
再発盤で安かったのと
マニフィカトの古楽器演奏盤が
当時これしか見当たらなかったから
だったかと記憶しています。
それが証拠には
カンタータ第51番が
カップリングだなんて
すっかり忘れておりました。( ̄▽ ̄)
本曲は
トランペット独奏が印象的で
他のディスクだと
トランペット奏者の名前が
クレジットされてるんですけど
本盤の場合、どこにも
記されていません。
再発盤あるあるですね。
イギリス・バロック管弦楽団の
メンバーの一人だから
ということで
未記載なのかも知れず
そういう見当をつけて
検索してみたところ
1980年から1991年までメンバーだった
クリスピアン・スティール=パーキンス
Crispian Steele-Perkins(1944〜 )だろう
と当たりがついた次第。
カークビーの歌唱は
テンポが良く軽快で
高音になる部分も
絶叫調になっておらず
さすがという感じ。
あえていえば
少々無難すぎるかも
といったところでしょうか。
ところで、先月
御茶ノ水のディスクユニオンで
初リリース盤を見つけました。
(日本フォノグラム 32CD-176、1985)
イギリス・バロック管弦楽団のメンバーが
書いてあるかなあと期待してしまい
思わず手を出してしまいました。(^^;ゞ
日本語のライナーは
再発盤とまったく同じでしたけど
オリジナルのライナーにはちゃんと
メンバーと使用楽器が
載ってました。
ところが
トランペット奏者は
スティール=パーキンス以外に
デイヴィッド・スタッフと
ステフェン・キーヴィという
名前があがっておりまして。
マニフィカトで
トランペットを3本
加えているからだろうと
思いますけど
かえって
第51番のソロは誰なのか
迷わされるハメになったという。( ̄▽ ̄)
わざわざ SOLOS という項目が
別立てされているのに
トランペットのソロが誰か
記されていないというあたり
原盤ライナーは原盤ライナーで
いいかげんだなあと思った次第です。
まあ、おそらく
スティール=パーキンスでしょう。
本盤を聴き直してから
エマ・カークビーの歌う
ソプラノ独唱カンタータは
他にないのかしらん
特にBWV82aのカークビー盤が
ないかなあと思って探してみたら
なんと、見つけてしまいました。
そちらについては
また機会を改めて
ということにします。