本8月20日は

アグネス・チャンの誕生日。

 

それを記念して

という意味もあるんでしょうけど

本日、ジュンク堂池袋店で

今月末に刊行される新刊書の

サイン入り書籍お渡し会

というイベントがありました。

 

できれば参加したかったんですけど

残念ながらイベントと同じ時間に

研究会の集まりが入っていたので

諦めざるを得ず

Amazonで書籍を注文したのみ。

 

 

そんな本日

誕生日でもありますし

吉例によりまして

手元にあるレコードを

紹介することにします。

 

『陳美齡 名歌集(第3集)』

台湾盤『花のように 星のように』

(山水唱片企業有限公司 SD-6、1973.12)

 

本盤は、いつだったか

新宿のディスクユニオンで

見つけたものです。

 

英語タイトルは

ジャケットに従えば

Agnes Chan Golden Album VOL-3

ということになるかと思いますが

レーベル面の表記に従うなら

Agnes Chan Vol-3(Golden Album)

ということになります。

 

漢字タイトルもレーベルだと

「陳美齡金唱片名歌集(第三集)」

となっていて微妙に違う。

 

英題に Golden Album とありますから

「陳美齡金唱片名歌集」というのが

正しいタイトルだと

考えるべきかもしれません。

 

台湾盤『花のように 星のように』A面レーベル

 

上記リリース年は

レーベル面に

「62年12月出版」

とありましたので

西暦・和暦・中華民国暦対象表

参照して書いときました。

 

会社の所在地が

台北市ですので

台湾版だと当たりがつき

リリース年も調べられた次第。

 

 

ジャケットは明らかに

日本でのセカンド・アルバム

『花のように 星のように』(1973.5)で

ジャケ裏にも原題が記されており

収録曲も同盤と同じなんですけど

台湾盤は(第三集)とありまして

となると本盤の前に2枚

出ていたことになります。

 

1枚はファースト・アルバムの

『ひなげしの花』(1973.1)

だろうと思いますが

もう1枚は何なのか。

 

1973年8月に日本でリリースされた

『草原の輝き』が先に出たのか

それとも

香港でのファースト・アルバム

will the circle game be unbroken

(1971)が第1集として出てから

そのあと日本のアルバムが

日本でのリリース順に続いたのか

こればっかりは

現物を入手してみないと

ちょっと見当がつきません。

 

台湾盤『花のように 星のように』ジャケ裏

 

ジャケ裏が

ライナーと歌詞カードになっていて

封入物などはありません。

 

もっとも

中古で買ったものですから

最初から入っていないとまでは

はっきりいえませんけど。

 

「簡介」と題したプロフィールが

今からすれば、興味津々ですね。

 

 

ジャケ裏とレーベルには

「1974年全日本排行冠軍歌曲(第六集)

     300萬枚の大ヒツト」

とも書かれています。

(ジャケ裏は「排行冠軍歌星」となってて

 1字異なるのが悩ましいw)

 

ネットで調べてみると

「排行」は長幼の順序を示し

「冠軍」はチャンピオン、優勝者

という意味だそうですから

「売れ行きナンバー1」

くらいの意味かなと思いますが

(第六集)というのが分からない。

 

 

と思っていたら

1974全日本排行冠軍歌曲(第三集)

と題したコンピレーション・アルバムが

検索で引っかかりました。

 

民国62年10月出版で

「喝采」「女のみち」

「瀬戸の花嫁」などが

収録されています。

 

これによって鑑みるなら

「全日本排行冠軍歌曲」という

日本で売れた歌を

紹介するシリーズがあって

普通はコンピ盤なのに

アグネスの場合

アルバム1枚まるまる収録された

ということになりそうです。

 

民国62年に発行されたのに

「1974年全日本排行冠軍歌曲」

と記されているのはなぜなのか

よく分かりませんけど。

 

 

こんな感じの

日本盤をそのまま流用した

海外盤というものを見たのは

今回のが初めてです。

 

この他に何枚

日本盤の流用盤があるのか

見当もつきません。

 

出くわすことは

ほとんど奇跡に近いので

入手できたのはラッキー

といえばラッキーですけど

今後、他の盤が

入手できるとも思えず。

 

後人の研究に期待して

老人はデータを

残しておくばかりですよ。( ̄▽ ̄)