昨日(6月23日)は
大木和音さんの
チェンバロリサイタルに
行ってきました。
何度か行ったことのある
東京カテドラル関口教会
聖マリア大聖堂での開催
ということで
これを行かずに済ますことは
考えられまいと思って
チケットを買っといたのでした。
少し早めに行こうかと思いつつ
バタバタしていて結局
開場時間の少し前に着いたという。
チケットをもぎってもらい
入場した先の机に
置いてあったパンフはこちら。
前から5列目
中央の通り道に接する
右側の席に場所を定めて
始まるのを待ちました。
当日のセットリストは
パンフにも載ってますけど
ご本人のブログでも
事前に公開されてましたね。
いずれにせよ
ブログでさっと見ただけで
その場では曲名を確認せずに
演奏に臨みました。
それはともかく
当日の流れは以下の通りです。
バッハ:イギリス組曲 第3番
(ここでいったん立って
会場に向けて頭を下げて挨拶)
デュフリ:三美神
アルベニス:アストゥリアス
グラナドス:オリエンタル
(ここで会場に向けて挨拶ののち
中央の通り道から
ソプラノ歌手の吉川真澄さんが
チェンバロの前まで歩いて行き)
作曲者不詳:アメイジング・グレイス
(吉川さんが退場した後)
モンポウ:内なる印象より
哀歌1〜4、悲しい鳥
(ここで会場に向けて挨拶が入り)
ロワイエ:アルマンド
ロワイエ:スキタイ人の行進
演奏後、ほとんど間をあけずに戻ってきて
会場に向かって話してましたけど
会場が大きいため
普段のように話されても
声が小さくて聞き取れないのでした。
アンコール曲名は
なんとなく聞き取れましたが
バッハの《ゴルトベルク変奏曲》から
冒頭と最後の〈アリア〉だったので
聞き取れなくても
問題なく分かったでしょうけど。
ソプラノの吉川真澄さんによる
〈アメイジング・グレイス〉は
最初、アカペラで歌唱ののち
チェンバロがワンコーラス演奏し
続いてチェンバロの伴奏での歌唱
という構成でした。
アカペラによるソプラノの声は
聖マリア大聖堂の空間に
綺麗に響き通り
圧巻の一言。
さすが教会堂だけのことはある
と改めて感じたことでした。
チェンバロの音は
CDなどで聴くときよりも
柔らかめに聞こえるというか
エッジの効いたシャープさが
少し抑制されているような
そんな感じがしました。
だからなのか分かりませんが
アルベニス〈アストゥリアス〉に
持続音の旋律の途中で
複数の鍵盤を一気に鳴らす
という箇所があるんですけど
それがソフトなタッチというか
ドギツくない感じがして
良かったです。
モンポウの〈哀歌〉2で
低音を鳴らす際に
足鍵盤を使っているのが
遠目にですけど分かったのは
ちょっと感動でした。
最後に演奏されたロワイエの
〈スキタイ人の行進〉では
それまであまり聞こえなかった
打鍵音が聞こえてきたのが
ちょっと不思議な感じで。
曲の途中
レバーを操作する箇所で
音が途切れるのは
やっぱり気になりました。
もっとも
スキタイ人たちが敵に出会ったとか
なにか意味がこめられている
ということなのだとしたら
こちらがものを知らないだけで
気にする方が変
ということになりますけれども。
終了したのは20:10ごろで
アンコールも含めて
1時間ほどのプログラムでした。
短くて物足りないような
ちょうどいいような。
物販コーナーに並んでいたCDは
全て購入済みのものでした。
バッハのイギリス組曲は
自分の知る限り
一般発売されていない
と思いますけど
リリース予定はないのかしらん。
なお
教会の敷地内に
姫檜扇水仙が咲いているのを
見つけました。
先日
近所で見かけたものは
土手の上にあって
花弁の中を撮ることが
できませんでしたけど
今回は撮ることができたので
アップしておきます。