おとといの木曜日
思い立って新宿に出た際に
立ち寄った紀伊国屋書店で見つけたのが
「国書刊行会創業50周年記念小冊子」
という副題のある以下の2冊。
『私が選ぶ国書刊行会の3冊』
(2022年11月1日発行、非売品)
『国書刊行会50年の歩み』
(2023年3月10日、非売品)
『50年の歩み』というのが出て
書店で頒布されているというのは
何かのきっかけで知っていました。
次に書店に行った時
もらってこようと思っていたのに
店頭で目にとめるまで
忘れていたという。(^^ゞ
『私が選ぶ国書刊行会の3冊』の方は
店頭で見るまで出ていることを知らず
一緒に並んでいたのがラッキーでした。
『私が選ぶ…3冊』は
40周年の時にも出ていて
そちらは過去に入手しています。
(2012年8月15日発行、非売品)
50周年の『3冊』の目次を見ると
40周年の時よりも
知らない名前が多いなあ
とか思ってしまうのは
こちらのアンテナの感度が
鈍っているためか。( ̄▽ ̄)
巻末には
各人のあげた書名・叢書名が
(叢書名の場合ラインナップまで)
索引代わりにあがっていますけど
在庫僅少・最古切れのみならず
価格まで併記されていて
ちょっと便利。
これが欲しいあれも欲しいと
欲望が頭をもたげてくるのは
困りものなんですけどね。
『50年の歩み』の方は
磯崎元編集長インタビュー
元・藤原企画室長のエッセー
元営業部長・元編集部課長の社史余滴
現在勤務中の社員座談会
などが載っています。
『世界幻想文学大系』は
懐の関係でスルーし
(中学・高校生には買えるはずもなく)
『世界探偵小説全集』など
ミステリ関連を中心に
買い続けてきた人間にとって
興味深い話がいっぱい。
社の成り立ちについて
初めて詳しく知りましたが
社員がどういう環境に
いるのかだとか
意外な人が元社員だったり
とかいうことなども
興味深く読みました。
なお、社史余滴は爆笑必至。
ただし
最後にあげられている実話怪談は
ヒヤリとさせられて
これはなかなかコワイ。
問題の本がなんなのか
その著者が誰なのか
知りたいところですが
知らない方がいいのかもなあ。
ともに140ページほどですが
情報量は半端なく
『50年の歩み』の方は
巻頭カラーページなどもあり
モノクロの書影写真も豊富で
これが書店でタダでもらえるなんて
いいのかしらと思っちゃうほど。
『50年の歩み』は
社史を残しておきたい
という意見から
まとめられたようなので
単なる販促冊子ではないと
考えるべきでしょう。
近くに大型書店がなく
あっても行っている暇がない
という方が入手するには
公式サイトから
同社刊行物を購入する際に
添付を依頼すれば
同封されるとのこと。
老爺心ながら
付け加えておきます。