おとといの日曜日

渋谷にある Bunkamura

ORCHARD HALL にて開催の

「Pianos' Conversation 2022

 鈴木優人 plays Bach to Piazzolla」

というコンサートに

行ってきました。

 

オーチャードホール入り口(その1)

(こちらは終演後の撮影)

 

フライヤーの裏面によれば

ピアニスト・鍵盤楽器を中心とした

さまざまなコラボを楽しんでもらう

Pianos' Conversation シリーズの

第2弾だそうで

オーチャード ホールは

初舞台なのだとか。

 

生協のカタログに載っているのを見て

バッハとピアソラのコラボとなれば

聴かずにはいらなくなったのと

チケット代が

かなり安くなっていたので

(S席値段がA席値段にダンピング)

思わず注文してしまったのでした。(^^ゞ

 

 

会場に入ったら

チェンバロの調律中という

お馴染みの風景でした。

 

写真撮影禁止の

プラカードを持った係員が

何人か立っていたので

公演前のステージ写真のアップは

控えておくことにします。

 

鈴木優人ライブ・チケット

 

座席は1階 28列 9番で

かなり後ろでしたけど

前列の席の方が

来なかったこともあって

ステージの眺望は良かったです。

 

通路脇だったおかげで

窮屈な感じがしなかったのも

ありがたかった。

 

 

プログラムは二部制で

第一部は鈴木優人が

オルガンとチェンバロ

グランドピアノを弾き分ける

ソロ・コンサート。

 

第二部はスズキトレスという

鈴木タンゴ・トリオをゲストに迎え

バッハとピアソラのコラボ

という構成。

 

 

第一部のセットリストは以下の通り。

 

01. バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565

02. バッハ:トッカータ ニ長調 BWV912

03. バッハ:フランス組曲第5番 BWV816 からアルマンド

04. クープラン:神秘的なバリケード

05. ラモー:めんどり

06. 武満徹:夢見る雨

07. クープラン:教区のためのミサ曲から

  《世の罪を除きたもう主よ》

08. バッハ:小フーガ ト短調 BWV578

 

01、07、08 がオルガン

02、04~06 がチェンバロ

03 がピアノでの演奏でした。

 

オルガンは

バッハ・コレギウム・ジャパンが

《マタイ受難曲》の公演で使用する

コンティヌオ・オルガン

(通奏低音用のオルガン)で

マルク・ガルニエ氏が前日に

組み立てたものだとか。

 

パンフレットによれば

チェンバロは

2段鍵盤のフレンチ・タイプで

ピアノはスタインウェイだそうです。

 

チェンバロ・トッカータと

クープランのオルガン曲を除けば

わりとお馴染みの曲ばかりですが

そのチェンバロ・トッカータで

寝落ちしそうになったのは

ここだけの話。(^^;

 

【追記―同日23:55ごろの】

ちなみに演奏の際

バッハのオルガン演奏と

武満徹のチェンバロ演奏のみ

楽譜を使用しており

その他はタブレットを

使っているように見えました。

 

楽譜を使う時は

最初のトッカータとフーガ ニ短調を除き

譜めくりの人がサポートしてましたが

クープランのオルガン演奏の時は

譜めくりの人はタブレットを

タップしていたような。( ̄▽ ̄)

【追記ここまで】

 

 

第二部のセットリストは以下の通り。

 

01. バッハ:フーガの技法 BWV1080 から第1番

02. ピアソラ:ブエノスアイレスの四季 から〈春〉

03. ピアソラ:ブエノスアイレスの四季 から〈夏〉

04. バッハ:フーガの技法 BWV1080 から

  1番の反転形(2番?)

05. ピアソラ:フーガ・イ・ミステリオ

06. バッハ:フーガの技法 BWV1080 から第5番

07. ピアソラ:ブエノスアイレスの四季 から〈秋〉

08. バッハ:フーガの技法 BWV1080 から?

09. ピアソラ:ブエノスアイレスの四季 から〈冬〉

 

アンコールは

ピアソラの〈リベルタンゴ〉でした。

 

01はチェンバロ・ソロで、以下

04はチェンバロとサックス

06はチェンバロとギター

08はオルガンとバンドネオン

という組み合わせのコラボでした。

 

バンドネオンのコラボ相手がオルガンなのは

バンドネオンがオルガンの代用楽器として

開発されたものだからとのことです。

 

このバッハとのコラボでは

サックスが最もいい感じでした。

 

《ブエノスアイレスの四季》は

〈秋〉のみがチェンバロで

他の季節はピアノでのセッション。

 

〈フーガ・イ・ミステリオ〉

Fuga y mysterio(フーガと神秘)と

アンコールの〈リベルタンゴ〉も

ピアノでのセッションでした。

 

第二部でも〈秋〉のような

落ち着いた曲調の時に

寝落ちしそうになったのは

ここだけの話です。(^^;;

 

 

パンフレットは

A4紙を半分に折っただけのもので

プログラムと出演者の経歴が

載っているのみ。

 

鈴木優人ライブ・パンフレット

 

第一部の内容はセトリを書く際

参考になりましたけど

第二部のプログラムは

バッハの《フーガの技法》と

ピアソラの《ブエノスアイレスの四季》

そして〈リベルタンゴ〉が

載っているだけなので

ちょっと不親切かも。

 

終演後、あわててメモったんですが

《フーガの技法》第5番以外

MCでは何番なのか

紹介されなかったのと

さすがに聴いたその場で

何番の曲なのかに気づくほど

聴き込んではいないので

「?」となったのは

ご容赦くださいまし。m(_ _)m

 

ちなみにピアソラの2曲は

山下康介編曲だと

パンフにありますが

フーガ・イ・ミステリオも

同氏の編曲かどうかは不詳です。

 

 

スズキトレスは

バンドネオンの鈴木崇朗[たかとし]

サクソフォンの鈴木広志

ギターの鈴木大介によるユニットで

タンゴ・バーのマスターに

一緒にやってみたらと言われて

結成されたのだと

ギターの鈴木氏だったかが

MCで話してました。

 

鈴木優人が

音大だったかのイベントに呼ばれた時

鈴木崇朗と知り合って縁が生まれ

今回の演奏が実現したそうです。

 

四人全員が「鈴木」姓

ということで

鈴木優人氏はMCの時

面白がって、誰に対しても

「鈴木さん」と呼びかけて

お客さんにウケてました。

 

ちなみに

来場者に確認してみると

鈴木姓がほとんどいなかった

というオチ。( ̄▽ ̄)

 

 

15:00開演で

途中20分の休憩を挟み

アンコールも含めて

17:10ごろの終演でした。

 

Bunkamura は以前

黒川芽衣の舞台を見るため

シアターコクーンに行ったことが

あったかと思うんですけど

(行ったはずなのに、なぜか

 舞台レポが見当たらないw)

オーチャード ホールは初めて。

 

オーチャード ホールに

道路から直接入れる入り口も

あったようですけど

 

オーチャードホール入り口(その2)

 

初めてなので

Bunkamura の入り口から入って

遠回りしてしまったのは

ここだけの話です。

 

Bunkamura 入り口のロゴ

 

小論文の採点が重なってて

予定がタイトだったんですが

チェンバロ(とオルガン)の音を

久しぶりに生で聴けたので

嬉しかったです。

 

帰りは新宿経由で行こうとして

JR渋谷駅が工事中で

ハチ公口の券売機がなくなっており

券売機を求めて遠回りさせられ

なんでこんなに分かりにくいんだ

とプンスカな気分になったのは

ここだけの話。

 

新宿経由で帰ろうとしたのは

ディスクユニオンに

寄りたかったからですけど

(渋谷のディスクユニオン中古センターが

 移転統合でなくなってたのには参った…)

例によって少し買い込んだのも

ここだけの話ということで。

 

 

それにしても

ここだけの話、多すぎや。( ̄▽ ̄)