で、結局
カンタータ第4番の
一般的な編成による演奏とは
どういうものかという話ですが
たまたま見つけた
以下の演奏など
自分がイメージする
一般的編成に近いです。
2016年3月7日
スイス・フリブール州
(フライブルク州)の
聖ミカエル教会でのライブ映像。
声楽メンバーは
ソプラノが6人
他のパートは4人ずつで
総勢18人。
器楽メンバーは
通奏低音楽器以外の弦楽器が11で
映像の上手がヴィオラ
下手がヴァイオリンだとすれば
ヴァイオリン8、ヴィオラ3ですけど
どうかなあ、ちょっと自信なし。
通奏低音楽器は
チェロ2、コントラバス
そしてオルガンです。
声楽パートで珍しいのは
テノールやバスのアリアになると
ソリストが歌ったり
前半の二重唱(第3曲)が
合唱だったのに
後半の二重唱(第7曲)になると
ソリスト2人で歌ったりする点。
全体的に落ち着いた雰囲気の演奏で
小編成でない演奏としては
これが一番いいかもしれません。
指揮はローラン・ジャンドル
Laurent Gendre で
演奏はジャンドルが1994年に創設した
フリブール・オルランド・アンサンブル
というスイスのグループ。
スイスのフリブール州は
フランス語圏と
ドイツ語圏にまたがるので
上にカッコで書いたように
フライブルク州
と読む場合もあります。
ですから
フライブルク・オルランド・アンサンブル
と読んでもいいんですが
指揮者がフランス系であることから
フランス読みが妥当かと思います。
ソプラノ・メンバーに
アジア系の人がいるようですが
上にリンクを張った
公式HPを見てみても
メンバー個々の紹介がないので
正確なところは分かりません。
スイスのレーベル Claves から
CDが出ているようなので
そのライナーを見れば
載っているかも。
(ほとんど品切れのようですけど)
グローバル時代でもありますし
アジア系だとか日本人だとかいう
民族的なこだわりも
あまり意味がないかもしれませんが
それでもやっぱり
日本人が活躍しているのを見ると
なんとなく嬉しいものですからね。