『ミコちゃんのルーツ・ヒット・パレード』

(オールディーズ・レコード

 ODR6959-60、2020.9.25)

 

リリース月日は

タワーレコード オンラインの

データに拠ります。

 

本盤は

タワーレコード オンラインからの

メールでリリースを知り

即行で購入しました。

 

弘田三枝子がカバーした

洋楽のオリジナルを

CD2枚に集成した追悼企画盤です。

 

 

60〜70年代に日本人歌手が歌う

洋楽カバーを聴いている内に

オリジナルの音源と

聴き比べたくなるのは

自然な流れというもので

自分も御他聞に洩れず

原曲が気になっていた口です。

 

中には現在、

入手が難しい盤もあるので

こういう企画は

諸手をあげて歓迎したいし

これが買わずにいられりょか

という感じ。( ̄▽ ̄)

 

 

以前こちらでも紹介した

『ミコちゃんのヒット・キット・パレード』

(1993/2005)の新版を補完するもの

と考えていただいても

いいかと思います。

 

『ヒット・キット・パレード』

DISC1のトラック19「おでこにキッス」は

DISC2のトラック4「涙がいっぱい」と

原曲は同じなので

『ヒット・キット・パレード』収録の

基本的にすべての原曲が

フォローされていることになります。

 

 

本盤には、それに加えて

『しんぐる・これくしょん』(2004)収録の

「太陽の海」と「夕陽のなぎさ」の原曲が

収録されています。

 

『ヒット・キット・パレード』CD新版は

東芝時代の録音に

コロムビア時代のカバー曲を

補足しているわけですが

コロムビア時代のカバー曲は他にも

インスト曲に歌詞を付けたものも含め

9曲あります。

 

『ルーツ・ヒット・パレード』は

ディスクの収録時間が

それぞれ1時間ほどですので

インスト曲を除く残り5曲の原曲も

収録で来たのではないか

と思うんですけど

なぜかそちらはオミット。

 

そういうところが気になるものの

「注目のコンピレーション・アルバム」

という惹句に否やはありません。

 

 

弘田三枝子がカバーした曲は

同時代の他の日本人歌手によって

カバーされている曲も

少なくありません。

 

したがって本盤は

弘田三枝子ファンのみならず

60年代の和製ポップスに

関心を持つ人であれば

必携のアイテムだと思います。

 

(実は、別に

 ザ・ピーナッツをフォローしたものも

 出ているんですが

 そちらはまた機会があれば)

 

 

ところで

本盤の紙ジャケ表には

フランス・ギャルのジャケ写も

載っていますけど

なぜか超珍しい

10インチ盤のジャケを掲載。

 

どこかのディスクユニオンで

一度、見かけたことがあって

4ケタ台の値付けだったため

泣く泣く買うのを諦めた記憶が……。

 

載せるなら

8インチ盤の方を載せるのが

普通だと思うんですけどね。

 

持ってるぞ自慢かーい ヾ(。`Д´。)ノ彡☆

 

 

ちなみに

ディスク1のトラック6

リッキー・ネルソンの

「ハロー・メリー・ルー」を

聴いてびっくり。

 

イントロからアウトロまで

アグネス・チャンの

「恋のシーソー・ゲーム」と

そっくりでした。

 

「恋のシーソー・ゲーム」は

作曲が井上忠夫、

編曲が東海林修ですが

インスパイアされたとすれば

編曲者の方ですかね。

 

弘田三枝子の

「ハロー・メリー・ルー」を

聴いた時に気づかなかったのは

パーカッションや

間奏のギターの雰囲気が

微妙に異なるから。

(弘田版の編曲はダニー飯田)

 

こういう発見もあるから

古いポップスを聴くのは

やめられません。

 

 

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