本日、採点済み答案を届けに
町田まで行く途中
Twitter のタイムラインを
チェックしていたら
筒美京平の訃報が流れてきて
びっくりしてしまいました。
今月の7日に
誤嚥性肺炎で亡くなったそうで
享年80歳。
昭和のアイドル楽曲を
収集し、聴くようになり
さまざまなガイド本などを通して
筒美京平の偉大さを
いやおうもなく
知らされてきました。
その作品数は膨大な量に及び
子どもの頃に聴き覚えている曲も多く
手許のディスクにも
筒美作品がいくつかありますし
これまでにも何度か
コレクションが編まれてきています。
それでも
訃報を知って
すぐに思い出したのは
太田裕美野『tutumikko』でした。
(Voice and Rhythm /
SPACE SHOWER MUSIC
DDCZ-1938、2014.4.2)
タイトルは
「筒美っ子」のローマ字表記で
デビュー以来、
「木綿のハンカチーフ」
(1975)を始めとして
数々の曲を提供してもらった
太田裕美が
自分に提供されたもの以外の
筒美京平作品をカバーしている
デビュー40周年記念アルバムです。
1990年代の楽曲の中には
知らないものもあるのですが
堺正章「さらば恋人」(1971)や
平山三紀「真夏の出来事」(同)は
子どものころに聴き馴染んだ曲でもあり
懐かしいですね。
その他に知っているのは
『ザ・ベストテン』で聴いた記憶がある
稲垣潤一「夏のクラクション」(1983)と
C-C-B「Romantic が止まらない」(1985)
くらい。
不思議なのは
1995年の曲であるにもかかわらず
小沢健二「強い気持ち・強い愛」の
サビに聴き覚えがあること。
それくらい
巷で流れていた
ということでしょうか。
太田裕美さんも
筒美京平氏の死を
悲しんでいるのではないか
と思います。
その悲しみに想いを馳せつつ
変則的ではありますが
筒美京平追悼の意味も込めて
久しぶりに聴くことにしました。
いち歌謡曲ファンとして
筒美京平氏のご冥福を
謹んでお祈りいたします。