(勁文社、2000年1月13日発行)
今はなき勁文社が出していた
「ケイブンシャの大百科別冊」
というシリーズの1冊。
てか、「別冊」だったのかっ!
今ごろ気づきました。(^^ゞ
カバー袖を見ると
『燃えろ!! ロボコン大百科』の表紙には
別冊の文字が見えますけど
『救急戦隊ゴーゴーファイブ大百科』の表紙には
見当たりませんね。
「大百科」と「大百科別冊」の違いは
どういう線引きだったんでしょう……。
それはともかく。
カバーの裏側には
おんぷちゃんとぽっぷ、
マジョリカとララもいます。
で、マジカルガイド・シリーズといえば
かつては『おジャ魔女どれみ』の
唯一無二の資料本でした。
今でもそれは、ある意味
乗り越えられていないのではないか
とか思ったり。
カラーページのキャラクター紹介は鉄板として
クラス名簿、各話紹介、
ゲストキャラクター人名事典が
設定画などを配して載っているだけでなく
ディスコグラフィに放映リスト
(放送日、サブタイトルはもちろん
脚本、演出、作画監督、美術の担当者も併記)
メインスタッフ&キャスト一覧など
小さいお友達には必要がないのでは
と思われる細かい情報なども
奥付も含めて96ページという
コンパクトな中にぎゅっと詰まっています。
編集・構成は
特撮関連の書籍ではお馴染みの
高橋和光(TARKUS)。
て、これも今、改めて確認して
気づいたわけですが (^^ゞ
要は特撮本の文法でまとめているわけで
なるほど内容が充実しているわけだ
と今さらながら納得してみたり。
放映リストは
第40話が放映された時点で
まとめられたものであるため
第44〜48話は仮題となっています。
(これも資料的に貴重といえば貴重)
続きも含めた完全放映リストは
『おジャ魔女どれみ♯ マジカルガイド』に
掲載されることになります。
(勁文社、2000年7月27日発行)
マジカルガイド シリーズは
勁文社が2002年に経営破綻するまでに
『も〜っと!』の完結編まで
全6冊刊行されました。
無印は1冊でしたが
『♯(しゃーぷっ)』は2冊、
『も〜っと!』になると3冊と
どんどん増えていくあたり
番組の勢いを感じさせますね。
今、現在
どれくらいの人が
この本のことを覚えているのか
どれくらいの人が
古書として求めているのか、は
分かりません。
キャストやスタッフへの
インタビューなどが
載っているわけではないですし
いわゆる作品分析的な記述も
ありませんから
誰も欲しがってないかも。
でも、類書がなかったわけですし
(女児アニメ系の単著は少なく
アニメ雑誌でもあまり
取り上げなかったような気が
しているのですけれど)
放送当時ファンだった人なら
ひときわ懐かしく思い出されるのでは
ないでしょうかしらん。
ちなみに
無印編のカラーページを見ていると
「ばっちしV」という
ビデオのシリーズで
どれみ自身が登場人物を紹介する
『どれみのMAHO堂日記』なるものが
出ていたことが分かります。
これってオリジナル脚本では?
「ヒーロークラブ」という
ビデオのシリーズからも
『MAHO堂へいらっしゃい!』
というスペシャル編集版が
出ていた模様です。
こちらはガイド部分の
キャストによる新録などは
あったのかどうか
今となっては分かりません。
Bru-ray BOX を出す時
こういうものをこそ
復刻してほしかったなあ
と今さらながら思う
今日この頃なのでした。