いつだったか

新宿での塾の夏期講習のあとに

立ち寄った中古レコード屋で

(西新宿 WAREHOUSE だと思う)

松原智恵子のドーナツ盤のレコードを

見つけたことがあります。

 

それが下の『ひとりで歩くのが好き』

あるいは『泣いてもいいかしら』です。

 

『ひとりで歩くのが好き』ジャケ

(日本コロムビア SAS-959、1967.8)

 

以前、取り上げた内藤洋子の

『白馬のルンナ』と同じく

ジャケットは中折れ4ページ両A面仕様で

ジャケットの内側は

歌詞の他に楽譜も載っています。

 

『ひとりで歩くのが好き』ジャケ歌詞カード面

 

買った商品のジャケットには

四隅に画鋲の後がありましたから

当時の持主がピンナップ代わりに

壁に貼っていたであろうと想像されます。

 

 

松原智恵子といえば、自分的には

ドラマ『時間ですよ』(1970〜73)の

若奥さん役で印象に残っており

きれいな人だなあと思って

観ていたものでした。

 

旦那役の松山英太郎との

入浴シーンもあったのでは

なかったかしらん。

 

ときどき中原ひとみと

印象がごっちゃに

なっちゃうんですけど (^^ゞ

 

それはともかく

見つけた時は

『時間ですよ』のあの女優が

レコードを出していたのか

と、びっくりでした。

 

 

Amazon で検索してみると

シングル盤を集成したCDが

出ていたことを知ったんですけど

とっくのとうに廃盤で

しかも、たいしたお値段が付いている。

 

だったらレコードで揃えてやろう

と思ったのはいいんですけど

これがなかなか見つからない。

 

 

それでいて

『ひとりで歩くのが好き』は

二、三度、見かけました。

 

おまけに最初に買った盤の

曲名を忘れていたので

1度、ダブり買いしてしまう

という体たらく。

 

『泣いてもいいかしら』ジャケ

 

ダブったレコードの紙スリーブは

なぜかミノルフォンのもの。

 

曲調的に違和感はありませんけど

これはおそらく、元の持主が

仕舞い間違えたのだろうと思います。

 

 

それはともかく

なかなか見つからないまま

忘れるともなく忘れていたんですが

そしたら今日

国会図書館での調べものの帰りに寄った

神保町のディスクユニオンで

CDの方を見つけたという次第。

 

紙ジャケ仕様なので

ジャケ背部分は薄く

棚に並んでいるのが目にとまったのは

奇跡といってもいいくらいです。

 

定価の倍近くしてましたので

ちょっと迷いましたが

結局、買ってしまいました。(^^ゞ

 

松原智恵子『コンプリート・シングル・コレクション』

(日本コロムビア DSKA016、2014.9.24)

 

本体にリリース年月日の記載がなく

上記は Amazon のデータに拠ります。

 

ディスクユニオン企画・販売の

「昭和歌謡ジュークボックス」という

シリーズの1枚。

 

松原智恵子がコロムビアからリリースした

シングル盤5枚のAB両面を

すべて収録したもので

基になるLPなどがあるわけではなく

あえていうなら本盤が

初のアルバムということになります。

 

 

曲自体は60年代の青春歌謡調というか

ムード歌謡の伴奏のような印象もあり

テンポもゆっくりしているし

歌もうまいとは言えず

(変にひねていない素直な歌い方ですけど)

作詞作曲編曲者も

知らない人ばかりなので

さすがに、元からのファンや

昭和歌謡マニア以外には

おススメできないという感じ。

 

でも、ジャケットを眺めているだけで

幸せな気分になれます。

 

特に『ひとりで歩くのは好き』のジャケは

いいですね、見飽きません。

 

ピンナップ代わりに

壁に貼りたくなる気持ちも

たいへんよく分かります。

 

お高い買い物になりましたけど

だから、まあ、いいんです。

 

 

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