『陸奥A子おとめちっくコレクション』

(宝島社、2018.9.7)

 

こちらは

店頭で見つけたわけではなく

honto の新刊案内メールで知り

注文したものです。

 

届いたものを見たら

なんと、オビにもある通り

最後の作品となる描き下ろし

「ハッピーエンドの形」と

『りぼん』1978年5月号掲載の

単行本未収録作品

「ささやくならやさしく」が

収録されておりました。

 

 

「ささやくならやさしく」は

まさに、おとめちっくまんがの世界で

愛おしく懐かしい気分もひとしお。

 

こういう作品が

単行本未収録のまま

残されていたことに

ただただ、びっくり。

 

「デラックス・オールカラーシリーズ」

という企画の一環(第2回)で

全ページ、カラー原稿だったから

なんでしょうか。

 

ちなみにカラーの復刻は

最初の4ページだけで

それがちょっと残念かも。

 

「グラビア、イラスト&ふろくギャラリー」は

全ページ、カラーなのに。

 

 

描き下しの

「ハッピーエンドの形」は

レディース系の雑誌に載った

系譜の作品です。

 

既刊コミックスの

どれかの続編かもしれませんが

本が出てこないこともあり

ちょっと分かりません。

 

これが最後の作品であることは

本書の最後のページに載っている

読者への手書きのメッセージに

その経緯が書かれていました。

 

気になる方は本を買うか

書店でご確認ください。

 

 

他に特典として

『りぼん』当時の付録から

アイビーノートと

愛のメルヘン・ミニブック

ラブリーシールが

復刻されています。

 

ミニブックは

イラスト付きミニポエム集

とでもいうべき小冊子で

作品の復刻に等しく

これは貴重ですね。

 

ただ、シールはともかく

ノートとミニブックは

裏表紙部分が

本体の束に綴じ込みになっていて

本体から切り離さないと

使えないし、読みにくい。

 

愛書家なら切り離せないだろうし

無理に切り取ると

本体も傷むと思うんですけれど。

 

 

個人的には

「マンガ単行本&関連書籍一覧」が

書影付きなので嬉しい。

 

眺めているだけで

「コミックスは

全部、持っているはずだけど

記憶にない表紙もあるなあ」とか

楽しい時間が過ごせるのでした。

 

もっとも

カラーだったら

もっと嬉しかったんですけどね。

 
 
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