昨日は
調べものがあって
国会図書館へ行った後
渋谷のレコファン
新宿のディスクユニオンと
ハシゴしてまいりました。
最後に立ち寄った
新宿のディスクユニオンで
見つけたのが、こちら。
(海山唱片股★有限公司 LS-2350、1974.10)
★印の部分には
人偏に旁が「分」という字が入ります。
英語名は Hai Shan Record Co., Ltd.
レコードのジャケットには
どこにも発行年は書かれていませんが
レコード盤のレーベル部分に
「63年10月出版」と表示されています。
これは中華民国暦に基づいており
民国63年は西暦1974年にあたることが
Wikipedia で簡単に調べがつくのでした。
て、これは前にも書いたかしらん。(^^ゞ
ディスクユニオンで見つけた時は
持ってたかなあとか思いつつも
えいやっ! という感じで購入したのですが
持っていたのはCDの復刻盤でした。
(Coden Music Publishing Co., Ltd /
New Century Workshop Ltd.
NCLS2350-2RD、2015)
オリジナルのLP盤は
持っていなかったので
それはそれで良かったんですけど
家に帰ってから
袋から出してみて、びっくり。
ダブル・ジャケット仕様で
内側に歌詞と映画のスチールが
載っていたのでした。
そういう仕様自体は
一般的といえば一般的ですけど
スチールがカラーだったので
ハッとさせられたのでした。
CDの復刻盤の方は
歌詞カードの両面に分けて
同じ写真を載せているのですが
写真の方は残念ながら
モノクロだったんですよね。
持っていたっけかなあ、と
迷いつつ買ったわけですが
結果として大正解でした。(^_^)v
以前、当ブログで
本盤の香港盤を
取り上げたことがあります。
その際、『燕飛翔』には
10曲入りと12曲入りバージョンがあり
収録曲順が同じかどうかは不詳
と書いたかと思いますけど
今回の台湾盤を入手して
ようやくバージョン違いと
曲順違いの謎が解けました。
結論からいえば
台湾盤が12曲入りで
香港盤が「燕飛翔」ないし「小蜜蜂」の
(両曲はメロディーは同じで歌詞違い)
インストゥルメンタルを収録しているのに対して
台湾盤には
Tie Yellow Ribbon Round the Old Oak Tree と
You Are 21, I Am 16 が
収録されているのでした。
曲順は、あとに掲げる
ジャケ裏にある通りですが
香港盤のジャケ裏に書かれていた曲順は
台湾盤に準じたものです。
それがなぜか
実際の盤だと順序が変えられている
ということは
以前の記事にも記した通り。
ただ、台湾盤のジャケ裏には
英語歌詞の曲が2曲、落ちています。
これが12曲バージョンと10曲バージョンの
混乱の元でもあったのではないかと
思ってみたり。
CDの復刻盤の方は
レコードで落ちていた2曲も
ちゃんと印刷されています。
ライナーを見ると
「我是一隻雁」以外の
中国語詞の曲名のあとに
たとえば「燕飛翔挿曲之五」という感じで
挿入曲の何番目なのか
番号が振られています。
ただし台湾盤も香港盤も
その番号順に
収録されているわけではなく
両盤の曲の並びの基準は何なのか
どうにも腑に落ちないことばかり。
あと
Tie Yellow Ribbon Round the Old Oak Tree には
ライブ会場で歌っているかのような
手拍子が入るのですけど
この曲が映画に使われていて
そのシーンでは手拍子が入る
ということなのかどうか。
こればっかりは
映画を観てみないと
何ともいえないわけでして
映画の方も復刻してくれないかしら
と強く請い願う
七夕の夜なのでした。