(BMGビクター BVCR-2305、1991.4.21)
BMGビクターは発売レーベルで
制作レーベル(かな?)は
D.O.G(DOG HOUSE)。
タイトルは、縦書きに合わせれば
『想い出のG・S・九十九里浜』
なんでしょうけれど
ブログが横書きということもあり
ここは英語タイトルに合わせて
ナカグロではなくコンマにしました。
以前、Mi-Ke のCDを
いざ探そうとすると見つからない
と書きましたが
先日、採点済み答案を届けに行った
横浜のBOOK・OFFで発見。
横浜のBOOK・OFFを覗いたのは
久しぶりだったのですが
やっぱり行ってみるものですね。
トラック1のデビュー・シングル
「想い出の九十九里浜」以外は
すべて1960年代に
さまざまなグループによってリリースされた
GSすなわちグループ・サウンズ曲の
カバーが収められています。
GSについては
自分も断片的な記憶しかないというか
懐メロ特集なんかで
耳にしたくらいですけど
本盤収録楽曲くらいだと
有名どころは知ってますから
それなりに楽しめますね。
デビュー曲の
「想い出の九十九里浜」は
歌詞にさまざまなGSの曲名が引用されており
そこらへんに気づいて楽しむという
あざといまでに
懐メロ・フリーク向け。(⌒-⌒; )
Mi-Ke 自体
リバイバル・カバーのプロジェクトから
生まれたユニットらしく
そういうのは個人的に
嫌いじゃないんですけど
当時、デビュー曲が
いろいろな新人賞を総なめにし
紅白でも歌われたというのを聞くと
やっぱり、ちょっと驚きます。
驚きといえば
収録楽曲によっては
オリジナルのGSのメンバーが
参加しております。
オジさんたちが
今どきの女の子たちと
楽しそうに歌っている
というのを狙ったのかしらん。( ̄▽ ̄)
それでも
「あの時君は若かった」で
ムッシュかまやつの
意外と若々しいボーカルが流れた時は
おおっ! と驚くとともに
感慨にふけってしまいました。
ライナー表紙の衣装は
その、かまやつひろしから
当時、実際に着ていた衣装を
借りて撮影したものなのだとか。
それが90年代の女子のサイズに
ぴったり合うって
どういうことよ
とか思ってしまいました。( ̄▽ ̄)
ライナーには
洞下也寸志という人の
(「どうしたやすし」と読ませるのかな?)
解説が載っています。
照れくさくて韜晦しているのか
チャラい感じの文章ですけど
かなり読みごたえがありました。
こういう
背景をきっちり押さえた解説は
好きです。(^_^)