ちょっと前から
シルヴィ・バルタンや
フランス・ギャルなど
1960年代フレンチポップスの
日本人によるカバーに
関心を向けています。
フランス・ギャルの
「夢みるシャンソン人形」(1965)は
びっくりするくらい
カバーが多いのですけど
シルヴィ・バルタンの有名曲
「アイドルを探せ」(1964)になると
意外とカバーが少なかったりします。
その数少ない1曲として
最近、その存在を知り
購入したのが
今回取り上げる
hitomi の『Love 2000』です。
(ave trax: AVCD-30117、2000.6.28)
タイトル曲の
「Love 2000」は
自分ですら、いつかどこかで
聴いた記憶があるくらいでした。
3曲ある c/w の内の1曲が
シルヴィ・バルタンの
「アイドルを探せ」で
日本語ではなく
フランス語で歌われています。
なぜ「アイドルを探せ」なのか
なぜフランス語歌唱なのか
出た当時、関心がなかったこともあり
いっさい不詳です。(^^ゞ
ジャケ写で
涙のように蜂がとまっているのが
印象的ですけど
デザイン的な意図なども
知りませぬ。
アレンジは渡辺善太郎。
冒頭からエレギが鳴り響き
シルヴィ・バルタンのオリジナルと
ほぼ同時代のカバーである
中尾ミエや弘田三枝子とは
かなり違った印象を受けます。
これも時代の違い
というものでしょうか。
あと、間奏部分というか
日本語の歌詞だと
「♪いつまでも愛して」の
繰り返しになる部分のブリッジで
タタタ、タッタララッタ
というところを
タタタ、タタンタ
と、ぺったりした(?)
アレンジにしているのが
特徴といえば特徴かしらん。
ちなみに
hitomi によるカバーは
資生堂のスキンケアブランド
「TAPHY(タフィ)」の
CMに使われており
YouTube にアップされていましたので
以下にリンクを張っておきます。
にしても
シルヴィ・バルタンの
オリジナルではなく
hitomi のカバーを使ったのは
版権云々の問題より
曲が先にあって(出来てて)
そのあとに
タイアップが決ったから
ということなんでしょうかね。