『この歌きくべし』

(日本ビクター JRT-1090、1973)

 

以前、こちらで紹介した

『ニャロメのうた』(1969)に続く

テレビ・アニメ『もーれつア太郎』

(1969〜70)キャラの

イメージソングです。

(「続く」というには時期外れですが)

カメカメ合唱団というのは

Wikipedia によれば

ニッポン放送のDJ亀渕昭信と

泉谷しげるによる

スペシャル・ユニットだそうです。

 

リリース年は

どこにも記されておりませんので

Wikipedia に拠りました。

 

 

「べし」というのは

『もーれつア太郎』に出てくる

かえるのキャラクターで

語尾にいつも「べし」という言葉

(助動詞)を付けるので

「べし」と名づけられています。

 

で、ニャロメとケムンパスとべしは

いつもコマや画面上で

トリオのように描かれていたような

気がします。

 

だから

『ニャロメのうた』を買ったとき

ニャロメとケムンパスの

イメージソングがあるなら

べしのイメージソングがないと

片落ちだよなあ

と思っていたのですが

レーベルは違えど

やっぱりあったという(苦笑)

 

 

当時、流行っていた(と思う)

ゴーゴーっぽいサウンドで

作曲は葵まさよし

編曲は久仁河内(クニ河内)です。

 

作詞はもちろん赤塚不二夫。

 

 

片面はココロのボスのイメージソング。

 

ジャケットは2ツ折りになっていて

両A面のようにも見えますが

 

『この歌きくべし』ジャケ全体

 

シリアルナンバーが記されている方を

表と見るなら

「この歌きくべし」側が

表紙でしょう。

 

 

歌詞カードには

「ココロのシャンソン」の方のみ

楽譜が載っています。

 

『この歌きくべし』ライナー

 

「ココロのシャンソン」は

カメカメ合唱団のアルバム

『人生はピエロ』(1973)にも

収録されていますし

だからなのか

YouTube にアップされてました。

 

 

その後の扱いを見ると

なんだかこちらの方が

A面っぽいですね(苦笑)

 

作曲が加藤和彦というのも

ポイント高し

といったところかな。

 

編曲は

「この歌きくべし」と同じく

久仁河内で

作詞はもちろん

赤塚不二夫です。

 

 

本盤収録曲は両面とも

『赤塚不二夫ソングブック』(1998)で

復刻されていますが

『ニャロメのうた』(1969)を

購入済みだったこともあり

新宿のディスクユニオンで見つけたとき

ついふらふらと。(^^ゞ

 

ニャロメとケムンパスがあるなら

べしも持ってないと

とも思ったし。

 

 

ちなみに

上掲の写真でも分かる通り

ビクターのレコードで顕著な

センターホール部のブリッジが

取れて抜けています。

 

だったら少し安くしてくれればいいのに

と思うくらいの値段でした( ´(ェ)`)

 

 

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