(仏PHILIPS 434.962 BE、1964)
今日、採点済みの答案を届けに
立川に行ったんですが
いつも立ち寄る
当地のディスクユニオンで
見つけました。
以前、こちらのブログで紹介した
フランス・ギャルのベスト盤の
ライナーの最終ページに載っている
レコードのジャケ写で
見覚えのあるものだったこともあり
思わず衝動買い。(^^ゞ
日本ではこのジャケット写真で
『恋するシャンソン人形』が
リリースされたんじゃなかったか知らん。
原盤のどこにも
リリース年が表示されておらず
1964年というのは
Wikipedia 他のデータに拠ります。
スリープ式のジャケットで
日本のLPなどでお馴染みの
半透明のビニール袋は付いておらず
そればかりか
歌詞カードも
付いていませんでした。
これがフランスでの
一般的な仕様なのかどうか
分かりません。
ジャケ背に
FRANCE GALL 5e série
(5e の e は上付き)
とありますので
5枚目のレコードだと思われます。
収録曲は、以前の記事にも書いた通り
シャルマーニュ大王 Sacré Charlemagne
月の光に Au clair de la lune
ヌヌルス Nounours
ボン・ニュイ おやすみなさい Bonne nuit
の4曲ですけど
片面に2曲収録されているので
てっきり33回転かと思っていたら
(以前の記事でもそう書きましたが)
45回転でした。f^_^;
やっぱり何事も
現物に当たらないとダメですね。
スリーブ・ジャケットの裏には
フランス・ギャルが描いた
録音風景のイラストが載っています。
右上が歌っている自分。
右下が
「シャルマーニュ大王」と
「ボン・ニュイ」で
コーラスを担当した
小さなお友だちたち
(ジャケ表の ses petits amis)
ですね。
左下の Goraguer というのは
「月の光に」と
「ボン・ニュイ」の作曲者で
ジャズ・ピアニストの
アラン・ゴラゲールです。
ピアニストだから
鍵盤人間に描かれたわけで
指揮棒を持っているのは
彼の手兵のオーケストラが
演奏を担当していたからでしょう。
ちなみに
「月の光に」のメロディーは
以前、こちらで紹介した
フランシス・ディドロのミステリ
『月あかりの殺人者』(1949)で
作中の殺人者が吹く
口笛のメロディーと同じです。
翻訳書では
「月のあかりで」
と訳されており
「つきよ」というタイトルで
日本でも親しまれていること
以前にも書いた通りです。
本盤では作曲が
オーケストラを率いた
ゴラゲールになってますけど
古い童謡なのですから
編曲でしょうね。
それにしても
洋盤の中古レコードにまで
手を出しちゃって
大丈夫か、自分? ( ̄ー ̄;)