『希望』(サイン入り)

(キングレコード BS-1198、1970.4)

 

採点済み答案を届けに

横浜に行ったとき

岸洋子『希望』のシングル盤を

レコファンで見つけました。

 

この盤自体は

すでに持っていたのですが

ジャケットにサインが入っていたので

ちょっとびっくり。

 

マイナーレーベルから出た

マイナー歌手のレコードに

サインがしてあるものは

たまに見かけますけど

岸洋子クラスで見たのは初めて。


買わずに済ますと

あとできっと欲しくなるに違いない

と思って購入しました。(^^ゞ

 

 

中古音盤業界では

サイン入りというのが

古本業界ほど

意識されていないのか

リリース当時の定価と

同じくらいの値付けでした。

 

まあ、よくよく考えてみれば

本人の直筆かどうか

確証はないわけですけどね。

 

でもまあ、

おそらく本人のサインでは

ないでしょうか。

 

イベントか何かで

サインしてもらったのだろう

とか思うんですが

それが流れ流れて

横浜のレコファンに出るなんて

前の持ち主に何があったんだろう

と想像してみたり。

 

 

ジャケット写真の写りは

若々しくて

現在流通しているベスト盤などの

ヴィジュアル・イメージとは

ずいぶん違います。

 

以前、入手した時も

まるで流行歌手みたいで

カッコいいと

思ったものでした。

 

 

Wikipedia によれば

「希望」は岸のオリジナルではなく

カバーのようですが

c/w の「別れと愛の谷間」の方は

岸のオリジナル曲だと思います。

 

「希望」の重々しさとは

また違って

軽妙とまではいかなくとも

可愛らしさが感じられなくもない

愛すべき小品といえるでしょう。

 

こういう日本語オリジナル曲は

現在流通するベスト盤などに

収録されることが、ほぼないので

新鮮な感じがしますし

貴重な気もします。

 

 

ちなみに

作曲はどちらも、いずみたく。

 

編曲の

川口真(「希望」)と

渋谷毅(「別れと愛の谷間」)は

芸大の同級生。

 

一緒にいずみたくの事務所で

アレンジのバイトをしていた

仲間だそうです。

 

 

ということを

『ニッポンの編曲家』という本で知って

 

『ニッポンの編曲家』

(DU BOOKS 発行、

 ディスクユニオン発売、2016.4.1)

 

ちょっと面白いと思ったり。

 

 

ただ「希望」は

川口真の代表作として

紹介文で

あげられていないのが

ちょっと残念。

 

まあ、有名曲が多いから

しょうがないといえば

しょうがないのですけれども

もしかして

カバーだからでしょうか。

 

 

そんなことを思うと

岸以外が歌うバージョンのアレンジを

誰がやったのか

気になってくるんですが

ちょっと検索してみたら

フォー・セインツ版は

渋谷毅だと分かりました。

 

これにはびっくり。

 

ちょっと聴いてみたいかも

とか思ってたら

こちら↓で聴けるようです。

 

http://www.dailymotion.com/video/x2lrn45

 

リンク先に飛ぶと

急に鳴りだしますので

ご注意ください。

 

 

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