先週の土曜日
所用があって郵便局に寄った後
最近はすっかり
日常生活の動線が変わってしまい
あまり寄ることもなくなった
地元の新刊書店に
久しぶりに寄ってみたところ
大野潤子の新刊コミックスに遭遇。

 

おお、いつのまに! と思って

何気なくカバー裏を見てみると
同じシリーズの第1弾
「絶賛発売中!!」の文字。

 

『鎌倉逢魔が刻—谷戸—』オビ裏

 

え━━━(゚o゚〃)━━━っ!!!

 

慌てて
フラワーコミックスが並んでいる

棚を探し

無事、見つけられたのが
今回紹介する1冊です。

 

『鎌倉逢魔が刻』
(小学館 flowers フラワーコミックスα、2015.7.15)

 

鎌倉を舞台にした
幻想味あふれるオムニバス連作で

コミカルさとシリアスさが
バランス良く描き込まれた
大野テイストが健在なのは
嬉しい限りです。

 


今回の本では
第2話「彼女の横顔」と
第3話「祈りと願い」に
特に感動しました。

 

全体的に共通しているのは
「死」や「喪失」のモチーフ
という印象を受けましたけど
それに囚われるのではなく
それを受け容れて生きることの
喜びや大切さ、肯定感を
優しく描き出していくタッチが
絶品です。

 


作者のことば(p.98)に
「一作目を描いた時、
最後の作品になるという状況でした」
と書かれています。

 

何があったのか
詳しいことは知る由もありませんが
「最後の作品」にならなくて良かった
と心の底から思う次第です。

 


続いて先月発売の新刊である
シリーズ第2弾を読みます。

 

楽しみ楽しみ。(^_^)

 

 

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