(ユニオンレコード GU-10、1977.8.25)
発売年月日は
『高田みづえ コンプリート・シングルズ』の
ライナーに拠りました。
タスキ(オビ)のジャケ裏側には
前の持主の書き込みなのか
「52.9」と
ボールペンで書かれています。
昭和52年9月ということでしょうけど
マル5とあるのは何なんでしょう?
ちなみにジャケ裏側のタスキは
表側とまったく同じ。
いくらファーストとはいえ
こういうのも
珍しいんではないか知らん。( ̄▽ ̄)
前の記事で
高田みづえのLPは
なかなか見つからない
「とか書いたりすると
続々と見つかったりして」
と書きました。
そう下書きしておいてから
国会図書館での調べものに
出かけたのですけど
その返りに寄った
新宿のディスクユニオンで
見つけたのが
今回紹介するアルバムです。
このタイミングにはびっくりぽん。(゚o゚〃)!!!
ちなみに、本盤
アルバム収集の指南書である
『昭和歌謡ポップスアルバムガイド
1959−1979』(2015)には
ピックアップされていません。
でもファースト・アルバムだし
上のように書いたすぐ後ですからね、
やっぱり買ってしまうでしょう。
(安かったし【^^ゞ )
デビュー・シングル『硝子坂』と
セカンド・シングル『だけど……』の
A面B面を収録している他は
すべてオリジナルなので
いずれも今回聴くのが初めて。
おおむね
失恋ないし破恋ソングが
多いのですけど
A面の「悲しみ日和」は
田舎から出てきた少女の
都会暮しの寂しさや屈託を
歌っています。
高田本人のイメージとも
重なってくるところがあり
私小説的歌謡になっている感じで
ちょっと異色かも。
B面冒頭の「南南西」は後に
同じユニオンからデビューした秋川淳子
(というアイドル)と
ちゅうかないぱねま島崎和歌子が
カバーしているそうです。
それだけに
A面曲としても通用するくらいの
出来ばえか、と思いました。
異色なのは
これもB面の「春乃岬」。
故郷を旅立つ「あなた」への
想いを歌った抒情歌謡風の1曲
というあたりは平凡ながら
作詞が武田鉄矢、
作曲が小林亜星
という組み合わせが
ちょっと目を惹きますね。
ところで今回も
封入特典が付いてました。
LPサイズのサイン入りピンナップで
割といい感じの表情。
上部に画鋲の跡が残ってますから
前の持ち主は
ちゃんと飾っていたみたいです。
画鋲の痕というあたりが
昭和のテイストですね。(*^.^*)
こういうふうに
封入特典付きが続くと
次は何だろう
次も付いてくるかな
と期待しちゃいますけど
まあ、そうそう問屋は下ろすまい。( ̄▽ ̄)
それに
『ドリーム・オン・ドリーム』も
そうでしたけど
特典を付けておきながら
タスキ(オビ)で何もアピールしない
ユニオンレコードって……
だから特典が付いてなくても
もともと入っていないのか
たまたま入っていないのか
区別がつかないあたり
何とも悩ましいところなのです( ´(ェ)`)