久美悦子『酒場小唄』
(テイチクレコード SN-287、1965.11)

昨日の仕事帰りに
池袋のディスクユニオンで
見つけました。

徹夜明けだったので
早く帰って寝たい
と思いつつ
寄ってしまうあたり
性[さが]というものですが
結果的に大正解でした。


A面の「酒場小唄」は
高月ことばの作詩
牧野昭一採譜・補曲、編曲で
鈴木弘二とクリスタル・エコーズとの
共唱です。

宴会のお座敷で歌われる唄
そのものという感じで
いわゆるレコード小唄でしょうか。


こまどり姉妹も同じ年に
翌年には松山恵子も
同名曲をリリースしていますけど
それぞれ作詩・作曲者は異なります。

こまどり盤、松山盤ともに
手許にないため
断言はできないのですが
メロディーは基本的に同じで
「♪ああ あきらめよ あきらめよ」
というサビの部分を除いて
歌詞が異なる
競作だと思われます。

久我悦子の「アリューシャン小唄」
こまどり姉妹版があることは
前にも書きましたが
それと同じパターンになりますかね。


B面の「あやめ絣[かすり]」は
池田充男作詩、伏見竜治作曲
山倉たかし編曲。

久美悦子が独唱するオリジナル、
いわゆる持ち歌でしょう。

典型的な演歌調の流行歌でした。


レコードを収めた
紙製のスリーブ両面には
テイチク専属か
テイチクからレコードを出している
歌手や俳優たちの
サインが印刷されています。
 
『酒場小唄』紙スリーブ(その1)
『酒場小唄』紙スリーブ(その2)

石原裕次郎、浅丘ルリ子
田畑義雄、三波春夫
アイ・ジョージ
高橋英樹、浜田光夫あたりは
当方も知っていますけど
他は寡聞にして知りません。

かつては久美悦子も
知らないうちの
一人だったわけですけどね。
 

下は久美悦子のサイン。

久美悦子サイン

いまだに詳しい芸歴が
以前、書いたもの以外に
分かってませんけど
これも何かの縁なので
ディスコグラフィぐらいは
充実させていけたらと
思っている次第です。
 
 
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