(ビクターエンタテインメント VICL-41320、2013.11.20)
例の『レコード・コレクターズ』
2015年1月増刊号掲載の
「アイドル・ソング100選(1959〜1969)」に
吉永小百合のレコードは2枚
選ばれています。
和田弘とマヒナスターズと共唱した
「寒い朝」(1962)と
トニーズと共唱した
「勇気あるもの」(1966)の2曲です。
ですから
いつか買わねばと思っていましたが
何といっても吉永小百合ですからね
いつでも買えると思っていたし
見つけるのに苦労しないと
思っておりましたので
そろそろかなあと思い
つい最近になって買いました。
上の2曲の他に
青山和子の『愛と死をみつめて』を
紹介したときに書いた
「愛と死のテーマ」(1964)も
入っています。
映画絡みでは他に
「泥だらけの純情」(1963)とか
「伊豆の踊子」(1963)
「キューポラのある街」(1965)などが
入っています。
自分は観ていませんでしたが
NHKのドラマ
「夢千代日記」(1984)の歌も
入っています。
「波浮(はぶ)の港」(1963)や
「ねむの木の子守歌」(1966)のような
スタンダードも入っています。
「波浮の港」は
同題の主演映画の主題歌として
使われたようですが。
『笑っていいとも!』だったかで紹介されて
タモリがびっくりしていた
という記憶がある
「奈良の春日野」(1987)も入っています。
(これはちょっと嬉しかったw)
橋幸夫とのデュエットで有名な
「いつでも夢を」(1962)も
もちろん入っています。
あまり知られていない(?)方では
ウエスタンっぽいリズムが印象的な
「夕陽のマリア」(1968)が
なかなかいいですね。
個人的にはこれと
カレッジ・フォークに分類されるらしい
「勇気あるもの」の2曲が
本盤ではお気に入り。
でも実は
本盤を買う前に別のCDで聴いて
こんな歌も歌っていたのかと驚かされた
(のちに「一人GS」にあたると知った)
「恋の歓び」(1967)が入っていないのが
残念といえば残念。
ちなみに、そのCDとは
『60's キューティー・ポップ・コレクション
〜ファースト・デイト・エディット』です。
(ビクターエンタテインメント VICL-5281、1995.8.23)
『60's キューティー・ポップ・コレクション』は
全7枚のシリーズで
珍しいガールズ・ポップが目白押し。
盤によっては
中古価格がかなりするのもありますが
そもそも商品自体が出ない希少盤もあり
何とか揃えられたときは
嬉しかったなあ。
いつかこちらのブログで
取り上げたいと思っています。
なお、以上の記述での
吉永小百合のレコードのリリース年は
以下のページを参照しました。
http://music-boy.com/newpage163.html
『ザ・ベスト』のライナーに
載っているのは
タイトルおよび作詞作曲者名と
各曲の歌詞のみ。
リリース年などのデータは
いっさい載っていません。
こういうところ
ほんとちゃんとしてほしい
と思うんです、自分は。
吉永小百合のように
映画絡みの曲が多い場合は
何年の何という映画なのかを知ると
興趣もいや増すと思うわけです。
こういうベスト盤を買うのは
そんなこと、先刻ご承知の
懐メロ好きな年輩の人間ばかりだと
製作者が思っているのだとしたら
困ったことだなあ、と。
若い人が
この手のジャンルから離れていくのも
仕方のないことかもしれません。
自分にしたところで
さして「若い」わけでは
ないですけれども(苦笑)