『REIMY』
(日本コロムビア AF-7257、1984.1)

これも
『チャームで踊ろう』
『林檎の花咲く町』と同じく
そして同じ日に
下北沢のディスクユニオンで
買ったものです。

いつだったかは忘れましたが
宍戸留美さんの
ライブに行く前に寄った際
見つけていたのですけど
それ以来、どこでも目にしないので
いい機会だから買っちゃえ
となった次第です。


麗美については詳しくないし
特にファンというわけではないのですが
このアルバムだけは知っている
というのも
リリースされたときに
当時出席していた
探偵小説愛好会の
女性会員の方から
勧められたからです。

だからこのアルバムだけは
知っている
思い出の1枚なわけですね。


本盤はデビュー・アルバムで
松任谷正隆がプロデュースし
松任谷由実が曲を提供しています。

オビには
「NEW 7 SONGS BY YUMING」

『REIMY』タスキ(部分)

とあり
ユーミン・ブランドを前面に出して
売ろうとしていたことが
よく分かります。

当時、ユーミンの妹分とも
言われていたような気がしますが
それもあってなのか
声の質は
薬師丸ひろ子や原田知世に
似ている感じがしますし
デビュー盤だけあって
歌い方も素直で
やっぱり薬師丸や原田を連想させます。

ユーミンのような歌い方だと
思われてたこともあるようで
ですから「亜流」と
評されることもあったようですね。

その後は
ユーミンの影響(?)から脱して
独特の世界を
作り上げていったようですが
そちらについては
まったく知りません。


収録曲の内
ユーミンの提供曲は
さすがに、どれも良いのですけど
一般的に知名度が高いのが
ユーミンがセルフ・カバーした
「ノーサイド」でしょうか。

「愛に DESPERATE」も
当時、告知スポットが流されたので
サビの部分を鮮明に記憶している人が
いるかも知れません。


とか書いている自分が
ずっと記憶していたのは
アルバム最後の曲
「君の友達でいたいから」で
今回改めて確認して知りましたが
これは作曲はユーミンではなく
REIMY すなわち麗美自身なのでした。

この曲を記憶していたのは
勧められたときに

♪君の友達でいたい
 一番近くで笑う
 君の恋人でいたい
 遠くで泣いてあげられる

というサビの歌詞が
すごくいいんだと
強調されまして
当時、ラジオで録音したものか
レンタルしてきたものかで
何度も聴いていたからです。

今回、買おうと思ったのも
この曲が聴きたかったからで
他の曲は全部
すっかり記憶の外でした。(^^ゞ


久しぶりに針を落として聴いていると
サビのフレーズが出てきた途端に
いろいろな想いが湧いてきて
切ない気持ちになったことでした。

当時も、いいと
思ってはいたのでしょうけど
自分にとっては
今が聴きごろの1曲なのかもしれません。


ちなみに
「君の友達でいたいから」の作詩は
石川さゆりの
「ウィスキーが、お好きでしょ」を書いた
田口俊です。

この偶然(?)には
ちょっとびっくりでした。


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