
(日本コロムビア SAS-965、1967.10)
両A面なので
タイトルも両方記しておきました。
先に紹介した
『レコード・コレクターズ増刊』掲載
「アイドル・ソング100選 1959−1969」に
ピック・アップされている1曲が
「チャームで踊ろう」です。
自分の世代でジュディ・オングといえば
ご存知「魅せられて」(1979)。
テレビでさんざん聴いたので
メロディー・ラインをよく覚えており
今でも歌うことができます。
(歌詞の英語部分は怪しいけどw)
その「魅せられて」は
ゴールデン☆ベスト・シリーズや
コンピレーション・アルバムなどに
たびたび収録されており
今でも比較的簡単に聴けます。
でも
デビュー2年目
シングル5枚目にあたる
本盤の収録曲を
CDで聴くのは
なかなか難しい。
検索してみたら
『ジュディ・オング しんぐるこれくしょん
Columbia Years 1966−1972』(2004)
というベスト盤に
収録されていることが
分かりました。
ただ、このベスト盤、
中古であれば
Amazon に出品されてますが
タスキ(オビ)の有無が曖昧で
お値段もお値段だし
たった1曲のために
買うべきかどうか
ためらっていたところでした。
そんな折も折
こちらのレコードを見つけたわけです。
本盤は、先週
採点済み答案を届けた後
横浜−渋谷−下北沢と
ディスクユニオンをはしごした際
下北沢店で見つけました。
見つけた時は
上掲の写真のように
『レコード・コレクターズ』掲載の
ジャケ写とは
デザインが違っていたため
すわジャケ違いか、珍しい
と思っていたら
1枚のペラではなく
2枚サイズの二折ジャケットで
表紙がふたつあったのでした。

中には
さらにもう1枚付いていて
ライナーは表紙も含め
全6ページ仕様になってます。

追加1枚のライナー
(上掲写真中央)には
山野美容学校の創設者で
美容家の初代・山野愛子による
「チャームで踊ろう」用の
ビューティーダンスの振り付けが
写真付きで掲載されています。
『レコード・コレクターズ』の記事には
両A面と書いてあったのですが
なるほどこういうことかと
納得した次第。
ライナーにはページが打ってあって
それに従えば1ページ目は
「チャームで踊ろう」がメインになった
ジャケの方(下掲)のようですので

『レコード・コレクターズ』のように
そちらを紹介写真として掲げるのが
妥当なようです。
さっそく針を落してみたところ
「夕陽の恋」は
いわゆる「ひとりGS」の典型という感じで
やや押さえ気味の声で歌ってます。
『レコード・コレクターズ』の記事には
「シャロックの原型と考察している
リズム歌謡」とあり
どうやらヒットしたらしい。
グループ・サウンズ旋風を背景として
「シャロック」というニュー・リズムが
60年代後半に存在したわけですけど
ということなら
「ひとりGS」という印象も
間違ってはいないのかな?
肝腎の「チャームで踊ろう」は
チャームということを意識してなのか
高めの声で語尾を跳ね上げる
ぶりっ子な歌い方になってました。
チャームというのは
チャーム・ポイントのチャームではなく
これもそういうニュー・リズムの
ジャンルのひとつのようです。
ですから
「チャームということを意識して」
という自分の書き方は
ちょっと誤解入ってるかも。f^_^;
ちなみに
「チャームで踊ろう」の方は
ストレスなく聴けましたが
「夕陽の恋」の方は
特に前半の音のひずみがひどい。
聴きたかったのは
「チャームで踊ろう」の方なので
いいといえばいいのですが
ちょっと残念。(´・ω・`)
これも
しばらく圧をかけておけば
直るでしょうか……。
